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10号紹介

【楽天競馬】
地域の活性化を通じて日本を元気にする それが楽天グループの使命!!

小橋 ネットで全国すべての馬券が買える、というのは2007年当時は斬新なサービスでしたね。

木村 楽天競馬は、2007年2月からスタートしたので、今年は10周年という節目の年です。ちなみに、楽天市場は、5月1日でサービス開始20周年です。

小橋 どちらも節目の年なのですね。順調に伸びている印象ですが。
木村 現在は、大井競馬、園田競馬をはじめ、地方自治体が運営する地方競馬の馬券をすべて扱っています。全場、全レースの馬券を、365日、休みなく扱っています。

小橋 インターネットの馬券販売の需要はどのぐらいありますか。
木村 実は、馬券の半分以上はインターネットで売れているんです。JRAの年間売上高は約2兆6、800億円ですが、その約64%がインターネット販売でした。

小橋 楽天競馬は楽天グループの中で、どのように立ち上がったのですか。

木村 この事業は、買収ではなく、ゼロスタートで立ち上げ、自分たちでやってきました。もともと、北海道から、北海道の競馬が、存続の危機だという話で、「やってもらえないだろうか」とお声がけを頂いたのがスタートです。楽天グループの使命は、地域を元気づけていく、エンパワーメント(力づけること)ですから、自社内で手掛けることになりました。

小橋 それが、なぜ全国の地方競馬を扱うことに?
木村 楽天市場は、全国のお店のプラットフォームとしてやってきました。ですから、当初、地方競馬をやるなら、全国の全場を扱いたいと、自治体と交渉しました。現在、地方競馬は14場あります。楽天銀行の口座を持っていれば全場全レースの馬券をお買い求めいただける仕組みなのです。

小橋 競馬場に行けない多くのユーザーもいるのでしょうね。

木村 今までは競馬場に来場しているお客さまだけを相手にしていましたが、今は多くのネットユーザーがお客さまです。各場の販売〆切時間をずらして頂くなど、各競馬場を運営している自治体と交渉して、できるだけ買ってもらいやすい工夫をしています。

小橋 地域に貢献するという使命についてはどうですか。

木村 地方競馬の売り上げは、地方自治体に入りますから、地方財政に寄与するという側面があります。帯広市と楽天競馬は、馬券の売り上げの一部を活用し、施設整備やイベント協賛をしています。開始当時は業績悪化のため、廃場寸前でしたが、今は良い感じで連携しています。兵庫県のサッカーチームヴィッセル神戸と園田競馬場間の連携も進んでいます。今まではネットの中で利便性を追求していましたが、リアルとネットをどう繋げていくかという問題があります。競馬場に人が動かないと、衰退してしまう。これからは業界を盛り上げ、売り上げはもちろん、どうすれば競馬場が盛り上がるかを、さらに押し進めていきます。

小橋 ネットを活用することで市場は広がりましたか。

木村 地方競馬は現在、4、800億円ぐらい売れていますが、楽天競馬のスタート時は3、800億円ぐらいでした。楽天市場は三木谷がインターネットの力を信じたからやってこれました。楽天競馬もインターネットの可能性を信じてやっています。

小橋 10年後のビジョンは?
木村 柱としては、やはり地域貢献です。これからのサービスは、次元の高い欲求を満たすところに競争が来ています。「どうせ買うなら、地域を元気にしている楽天で買う方がいいね」と思ってもらえる活動をし、地域へ目線を向けてまいります。

 

[ 鉄人 Point ]

これからの企業の争いは、その社会貢献度に関わってくる。地方を見つめてきた木村氏の言葉に大きく頷きました。競馬=賭け事というイメージが大きく変化しました。

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競馬モール株式会社
代表 木村 美樹
東京都世田谷区玉川1-14-1 楽天クリムゾンハウス
TEL.03-5781-2584
(開催日午前10:00〜最終レース締切まで)
https://keiba.rakuten.co.jp/

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