インタビューマガジン『B.S.TIMES』。国内外のビジネスリーダーや文化人を専属の芸能レポーターが訪問して取材。隔月出版にて、フリーペーパーとWEB、Kindleにてリリースしています。

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34号紹介

藍染工房∞エノクの輪/株式会社エノクの輪
抗菌・消臭できる纏う薬
江戸発酵技術伝承の『本藍染』

藍の効能は実に多彩であり
受け継がれてきた知恵です


藤波 これが伝統の藍染!昔からの藍染め風景をはじめて見ました。
板東 当工房は江戸時代から伝わる『灰汁発酵建て 藍染』を染め体験を中心にお客様にご提供させていただいております。蓼藍という植物の葉を100日間かけて発酵させた藍の染料・蒅と樫の灰汁を主原料に、さらに発酵させ染め液を造っていますので、効能も豊かです。また、全行程に鈴鹿山脈の伏流水を使っています。
藤波 どんな効能があるのですか。
板東 抗菌や防臭、UVカット、防虫など様々です。抗酸化作用が強く、コロナウイルスやインフルエンザを不活化させるという記事も出ているほど。洗わなくても汗の匂いがしないので、不思議な力を実感できます。
藤波 まったく知りませんでした!
板東 江戸時代は8割の人が藍染を着ていました。薬を飲むことを「服用」と言いますが、昔は藍染着物の端を吸って頭痛や腹痛を癒したことに由来するものです。戦国武将も鎧の下に藍染を着て、傷の化膿を抑え、治りをはやめました。
藤波 なぜ、本藍染をなさろうと。
板東 実は私たち夫婦も藍に助けられたのです。夫は藍染が盛んな徳島出身でしたが、藍師に師事してすぐ、介護鬱が改善して元気に。さらに医師から諦められるほどひどい床ずれに悩んでた義母は、藍で染めたバスタオルをシーツの上に敷いただけで治癒したのです。私自身もひどい肌荒れが良くなりました。
藤波 なぜ、こちらで染めるだけでなく、体験をしてもらおうと考えたのですか。
板東 現在、このような本藍染は市場の約1%しか流通していません。着る薬とも言える日本の本藍染は人々の暮らしを豊かにする可能性をもっています。ぜひ、この工房で知ってほしいと始めました。
藤波 今日は勉強になりました。

 

[ Column ]

日本の城下町には紺屋町という地名が多くある。江戸時代、紺屋町の多くは、町の入り口や宿場付近などに設けられており、外部から侵入する悪いウイルスを藍の菌で守る役割も担っていたのだそう。今年は大河ドラマで渋沢栄一の家業としても有名になったジャパンブルー。日本人が持っていた知恵をもう一度取り戻したいですね。

[ Dragon Point ]

本藍染のストールをいただきました。美しさもさることながら、すごい機能性を教えていただいたので、毎日手放せない!試合で身体を痛めたら、これを巻きます!藍のマスクもいいね!

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藍染工房∞エノクの輪/株式会社エノクの輪
代表取締役社長・CEO 板東 美樹
三重県いなべ市大安町大井田2749
TEL.080-3073-8311
https://enokunowa.thebase.in

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