インタビューマガジン『B.S.TIMES』。国内外のビジネスリーダーや文化人を専属の芸能レポーターが訪問して取材。隔月出版にて、フリーペーパーとWEB、Kindleにてリリースしています。

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39号紹介

株式会社川崎丸福
市場直送!鮮魚をネット注文
加工済みだから簡単に調理

市場の垣根を低くして
社会とつなげる取り組み


有村 御社は、この川崎の市場で40年間商売されてきたそうですね。
田平 当社は全国から買付けた鮮魚の卸しや冷凍品の切身加工を行う水産仲卸加工会社です。1階には加工場があり、加工品は介護施設などに、鮮魚を飲食店や寿司屋に卸し、配達もしています。
有村 今回、海鮮をインターネットで買える取り組みが始まったと伺いました。
田平 新しくオープンしたECサイト『かわさきシン・市場』です。プロが目利きした魚を皆様に届けることをコンセプトにしています。川崎市のモデル事業として応援を得て、まずは当店と水産・青果・肉店など7〜8社が集まって、2022年3月から本格オープンしました。スーパーでは手に入らないプロ仕様の食材を詰め合わせた『魚のオハコ』は、すでにカット済みで、誰でもカンタンに調理できるもの。刺身や焼きで召し上がっていただけます。
有村 7〜8社とのことですが、今後は色々な業者が参加するのですか。
田平 やりたいが、どうすればいいのか分からないという声が周囲に多かったので、一旦私が仕組みを作り、手をあげた人が挑戦できるようにしています。
有村 消費者にとっても有益ですね。
田平 この取り組みはSDGsに関することでもあります。例えば市場に出回りにくい知名度のない魚は、売れ残り、捨てられてしまうのですが、EC商品としてより多くの人に安く提供できます。
有村 田平さんはアイデアマンですね。
田平 私は一般の方と市場の垣根を低くしたいのです。今後、一般のお客さまが市場で買った魚をさばくサービスをする構想もあります。魚屋を知らない世代の人にも市場を身近に感じていただくために、まだまだやれることがあります。
有村 ワクワクしてきました!

 

[ Column ]

川崎丸福が4年前から取り組んでいるもうひとつの事業が『発酵熟鮮魚』。水分を抜き、冷蔵状態で10日寝かせても生食レベルの鮮度をキープ。濃厚な旨味ともっちりとした食感、香ばしい熟成香が大きな特徴。現在、刺身用のサーモンとブリ、焼き用のギンダラとウナギの4種がオンラインサイトから購入できる。

[ Airi Point ]

田平さんはたったひとり、汚れてしまった多摩川河口部でとれるボラを再生するプロジェクトを実施。生け簀で飼い、キレイな水に生かしこんで、浄化に挑戦。ボラは本来、水が汚染されていなければおいしい魚だそう。考えさせられる。

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株式会社川崎丸福
代表取締役 田平 雅一
神奈川県川崎市宮前区水沢1-1-1
川崎市中央卸売市場北部市場B-20
TEL.044-975-2568
https://kawasaki-shin-ichiba.com
http://www.kawasaki-marufuku.com
https://jukusen-sakana.jp

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