インタビューマガジン『B.S.TIMES』。国内外のビジネスリーダーや文化人を専属の芸能レポーターが訪問して取材。隔月出版にて、フリーペーパーとWEB、Kindleにてリリースしています。

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39号紹介

株式会社A・1インテリア
規格外家具の2代目として
若手家具職人を一人前に

5ミリの違いが命取り
施設へのディスプレイ家具


藤波 木材のいい香りがします。
光永 店舗や施設の規格外ディスプレイ家具を作っています。ひとつひとつが異なる図面をもとにオーダーメイドサイズで製造するのですが、たった5ミリ違うことが許されない厳しい世界です。
藤波 光永さんは二代目にあたると。
光永 はい。父の代から什器類を取り扱い始め、私が引き継いで約20年になります。私は親に反発して、学生の頃から分野の異なる飲食業界で働き、複数店舗の統括や営業職も任されるようになりました。戻ってきてから異業種での経験を人材育成などに生かしています。
藤波 光永さんの代から人を雇うようになったと伺いました。
光永 初代である父は一匹狼の職人肌。私の代になって人を雇うことを決めました。飲食店時代の経験から未経験者でも若者の可能性を感じており、採用の方針を決めて教育を始めました。
藤波 それで若い方がたくさんいるのですね。育成に時間がかかるでしょう。
光永 彼らは素直で時間をかけてもイチから教育する価値があります。ここには20〜30代の若者が集まっており、元芸人といった面白いキャリアの人もいます。ある若者は、4年前に「家具がやりたい」と私を訪ね、1年半ほど働いて故郷に帰りましたが、地元で家具職人を続け、現在は20代ながら家具メーカーの工場長まで務めています。業界を支える人材が育ったことで、私の方針は間違っていなかったと確信でき、感慨深いです。
藤波 今後の目標はどのように。
光永 コロナ禍で、この業界は深刻な打撃を受け、淘汰が進むと予想されます。しかし、前を向き、一人でも多くの職人を一人前に育て、育てた職人が生きていく道筋を開くのが私の務めです。
藤波 若者たちの未来が開かれるように応援しています。

 

[ Column ]

いつまでも愛される木工の魅力。光永さん自身、用途から考えるとステンレス製でもいいのでは…と首を傾げる家具も、お客さまが「やはり木がいいのです」と仰るのだそう。周囲から改めて木の魅力を気づかされることが増え、木工は今後も残る分野であると確認している。

[ Dragon Point ]

飲食店の統括や営業として、客観的な視点から経営を学んできた光永さん。法人化し、人を雇うことを始め、かつての仕事と共通する、人を育てることに情熱を注いだ。言葉の端々に、職人たちへの強い愛情と責任感を感じました。若手職人、ファイト!

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株式会社A・1インテリア
代表取締役 光永 政洋
愛知県愛西市大井町同所125-2
TEL.0567-69-5560
https://www.a1-int.jp

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