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15号紹介

【三峰川電力株式会社】
自然と共に生きる水力発電でクリーンエネルギーを活用

小水力発電システムは優秀な純国産エネルギー

藤波 「再生可能エネルギー」が話題になって以降、名前ではよく聞く水力発電ですが、仕組みを簡単に教えてください。
幾島 水が上から下へと流れる運動エネルギーを利用して発電するシステムです。運動エネルギーを水車に伝え、直結している発電機を回します。再生可能エネルギーを活用した最もクリーンな発電手法で、山や起伏に富み、水資源に恵まれた日本にとっての優秀な純国産エネルギーと言えます。
藤波 「純国産エネルギー」とは興味深い。御社は小水力ということですが。
幾島 一般的には水力発電ではダムを建設します。しかし、弊社のシステムは山間部の地形をそのまま使って発電所を作るので、非常にコンパクトで、環境に優しいです。小水力発電システムだと、発電施設も小屋程度の大きさの建屋に収まります。
藤波 発電というと大掛かりな設備をイメージしますが、意外ですね。
幾島 さらに、川の水をバイパスさせて発電しているので、発電所が川の水をろ過するフィルター¢繧りになります。発電施設を通すことで、水を綺麗にして下流に戻すわけです。
藤波 発電施設そのものから環境への配慮がされているんですね。


可能性は日本の山間部に眠る

藤波 高低差が必要だとすると、発電所は山間部に集中しますよね。
幾島 必然的にそうなります。当然、その土地を持つ地主さんや、地元の方々にご協力をお願いすることになります。
藤波 となると、コミュニケーションは重要ですよね。
幾島 そうですね。発電所を作ると100年はもちます。今の世代だけではなく、子ども・孫、そしてその先の世代まで、環境を良くしながら一緒に長いお付き合いをさせていただけるよう、地元のイベントに協賛したり、積極的に活動しています。
藤波 いいことづくめですね!これからも小水力に特化して増やしていくんですよね。
幾島 もちろんです。川を活用するほかに、農業用水をバイパスしたり、浄水場の上に発電所を作ったり。水を流せるところであれば、活用は可能です。
藤波 可能性は無限大ですね。
幾島 「土地がない」と言われる日本ですが、まだまだ適地は見つけられます。優秀なスタッフが見つけてきてくれますから(笑)。


安全・環境・地元の理解で日本の未来をつくる

藤波 発電所運営で気を付けていることは何ですか?
幾島 「安全」「環境」「地元の理解」ですね。これは発電所を作るときもそうですし、動き出してからも同じです。
藤波 「安全」について、教えてください。
幾島 発電所は基本的に無人なのですが、三峰川の中央監視制御室で常に監視して、一括制御しています。
藤波 無人!一ケ所ですべて制御できるんですか?
幾島 できます。何かトラブルがあったときや、それが懸念されるときには、制御室からの操作ひとつで稼働・停止のコントロールが可能です。
藤波 例えば、台風とか?
幾島 そうですね。台風が来ることがわかれば、事前にストップさせます。事故が起きたときのリスクが極めて少ないので、このような管理も可能なんです。
藤波 安全で、環境にも配慮されているなら、地元の理解も得やすそうですね。将来の展望はどんなものですか。
幾島 年内に、もう5〜6施設は作りたいですね。そして、それを継続していくことが必要だと考えています。それが社会貢献につながると。
藤波 我々にとって電気は必要不可欠なもの。安心・安全な電力を供給し続けてください!

 

[ Dragon Point ]

三峰川(みぶがわ)は、南アルプスの山々を源とする水源だそう。水は3,000メートルを超える山頂から、一気に谷間を駆け抜けていく。今から50年前に、この水資源と地形を活かして、水力発電所を建設したのが、同社の始まりだそう。現在は、水力発電に加え、太陽光発電や再エネ電源の開発も進めているそう。私たちの身近になる日も近いかも。


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三峰川電力株式会社
代表取締役社長 幾島 渉
東京都中央区日本橋2-7-1 東京日本橋タワー
TEL. 03-3282-7895 FAX. 03-3282-9622
http://www.mibuden.com

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