インタビューマガジン『B.S.TIMES』。国内外のビジネスリーダーや文化人を専属の芸能レポーターが訪問して取材。隔月出版にて、フリーペーパーとWEB、Kindleにてリリースしています。

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27号紹介

三河工芸ガラス美術館
脱サラして一人でガラス美術館
巨大万華鏡がインスタ映えで話題

あっと驚くガラスショー
万華鏡の世界に入る


藤波 万華鏡の部屋は、まるで異世界。音と光のショーが始まり、幾重もの光に包まれて感動しました。スゴイ美術館ですね。
神谷 2000年にギネスに認定された巨大万華鏡「スフィア」です。当館は、スフィアと全面鏡張りの彫刻鏡の部屋「四季」を目玉にした、サプライズいっぱいの美術館です。
藤波 私設美術館とのことですが、なぜ、こんなすごいモノを作ったのですか。
神谷 もともと私は機械の設計屋でして、36歳で病気を機に脱サラしました。どうやってお金を稼ごうかと考えている時にガラス工芸に出会ったのです。ですが、ガラス工芸品を作っても全然売れない。それなら、売店を兼ねた美術館を作って入館料を頂こうと、2000年に建設しました。
藤波 これらをすべて一人でなさったと聞いて驚きました。
神谷 自分で作ったのは単純にお金がなかったからです(笑)。美術館を開いたものの、なかなかお客様が来ないので目玉が要ると思い、10カ月かけて巨大万華鏡の部屋を作りました。人を驚かせるのが好きなので、人とは違った工夫を凝らしています。

観て、触れて、感動
夢が広がる空間


藤波 インスタ映え空間として人気が出て、休日には行列ができると。
神谷 2年前に撮影を解禁したところ、入場者が急増。お客様が4倍に増えました。以前は他の美術館と同じように盗作防止目的で撮影は禁止。ところが、お客様が隠れてでも撮ろうとする様子を見て、「そんなに撮りたいなら、入館料を上げて、撮らせてあげよう」と思ったのです。当初は500円の入館料が現在は消費税アップをきっかけに720円にしました。
藤波 20年の苦労が実りましたね。特に若い女性に人気だと。
神谷 嬉しいです。皆さん、様々なポーズや角度で写真を撮られます。ネットを通じて友達を作っていく新時代ですね。女性はパワーも発信力もあって、経済を動かしている。
藤波 どうしてこんな大がかりなものができると思ったのですか。
神谷 私は何ができるかではなく、何を作りたいかを考えるのです。今は18年かけてジオラマの部屋、という空間を作っています。メディアの皆様にも「いつできるのか」と問い合わせをいただいていますが、私は今年こそ本気でやるつもりですよ。
藤波 どんなスゴイものが…と楽しみです。

西尾の街を万華鏡に
アートで世界発信


藤波 西尾の街にこんな空間があるなんて驚きですね。
神谷 西尾というと、印象がちょっと地味でしょう…、だから美しいものをご覧いただいて、アートで華やかにね。老若男女問わず色んな方に見ていただきたいです。今後は、外国の方にも来ていただきやすいように、多言語の解説文なども追加していきます。
藤波 夢は何ですか。
神谷 なんでしょう…ジオラマの部屋の完成はもちろん、今製作しているものも含め、もっと展示物を増やして。館内を増床できれば嬉しいですね。空間が広がれば、美術館をもうひとつ作ってしまうかもしれない(笑)。
藤波 楽しみにしていますね!

 

[ Column ]

美術館内には、体験教室も併設。ステンドグラスやサンドブラストなど、豊富なメニューの中からガラスアート作りを体験できる。売店では万華鏡などガラスの思い出を記念に購入できます。神谷さんの夢とロマンが生み出した驚異の幻想ガラス美術館。あなたも一度訪れてみませんか。

[ Dragon Point ]

にこやかに神谷さんを見守る奥さん。会社を辞めて、ガラスで身を立てようとする神谷さんの破天荒な生き方を理解し、その挑戦をずっと支えてきた。「振り返るとあっという間だった」と笑っていらっしゃる。この美術館を本当の意味で建てたのは奥さんかもしれませんね(笑)。

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三河工芸ガラス美術館
代表取締役 神谷 一彦
愛知県西尾市富山町東郷5
TEL.0563-59-3334
http://mikawakougei.com

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