インタビューマガジン『B.S.TIMES』。国内外のビジネスリーダーや文化人を専属の芸能レポーターが訪問して取材。隔月出版にて、フリーペーパーとWEB、Kindleにてリリースしています。

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29号紹介

TERAMOTO社会保険労務士法人
はたらく「人」「組織」「社会システム」をつなぐ架け橋となり、
山陰企業の発展に尽くす

組織の「目に見えない感情」を見える化し、
風通しの良い職場を


藤波 今回のコロナは経営者にとってインパクトのある出来事でしたね。
寺本 私も社会保険労務士として様々な経験をしてきましたが、今回のような事態はもちろん初めてで、この先どのように社会が変化していくのか注視していました。島根県は、観光も主軸産業ですし、小規模事業者も多いため大きな痛手を負っています。今は、従業員の雇用を守るために雇用調整助成金の申請や人事労務の面から企業をサポートしています。
藤波 寺本さんは、なぜこの仕事を。
寺本 父がこの島根で社会保険労務士事務所を営んでおりました。私は東京で働いていましたが、家族の事情もあり平成16年から父の仕事を手伝うようになったのです。
藤波 人事労務の仕事は、目に見えにくいところにある印象です。
寺本 そうですね、中小企業の多くは売上に直結する営業に力を入れても、それを支える裏側の「人」の問題は後回しにしがちです。「人」を単に労働力として見るということですと物と同じですが、これからの時代は、「人」が主役の時代に入ってきます。人を集めることができる企業が生き残っていく時代ですので、そのような組織にしていくためには働き方の見直しだけでなく、職場の風土や制度も併せて変えていかなければならないのではないでしょうか。弊所は、新しい時代に向けた人事労務の支援を通して、限られた時間の中で生産的かつ幸せに働くこと、そして何よりその結果企業が潤うためのサポートを、この山陰をベースに取り組んでいます。

成長する企業の組織作りは、
強いスポーツチームに通じる


藤波 具体的にはどのような相談が多いのですか?
寺本 最近は、働き方改革への取り組みも大きな課題ですので、同一労働同一賃金に関する相談が増えてきています。日本はもともと年功型のピラミッド組織が多いのですが、階層や役職の基準や定義があいまいなところが課題です。職務や役割に応じた人事や報酬体系に変えていく必要が出てきています。そうすることで、柔軟な組織を作る必要があると思います。
藤波 柔軟な組織とは何ですか。
寺本 藤波さんがやっておられることにも通じるでしょうが、組織作りはスポーツのチーム作りに似ています。誰が攻めるのか、誰が守るのか、一人ひとりの役割を明確にし、強みを引き出し最大限に活かすことができるのが柔軟な組織です。それと、今は変化の激しい時代ですので、有事の危機管理に対応できるしなやかさも必要だと思います。
藤波 スポーツチームでもリーダーが重要です。社長がやはり鍵ですか?
寺本 確かに、社長が会社の顔であり、社長の意向がすべてと言えます。社長の言葉や意思決定を従業員はいつも注視しているはずですので、そこを意識したアドバイスをさせて頂きます。一方で私には従業員の現実も見えていますので、従業員と社長をつなぐ良い架け橋になりたいと思っています。

これからは地方の時代
働き方改革も島根らしさを


藤波 中小企業の社長は個性的な方が多いので対応力が問われますね。
寺本 そうですね、私自身も経営者の皆様に学びや成長の機会を頂いています。私も経営者の端くれとして、経営者の方が何を考えておられるかが分かりますが、人に言えない悩みや想いを抱えておられます。だからこそ、経営者を支える存在にもなりたいのです。
藤波 これからも地元密着ですか。
寺本 島根を盛り上げたいです。ここは大都市と比べ、起業家同士の交流やコミュニティの成熟がこれからですが、間違いなくこれからは地方の時代。地域で支えあう仕組みや関係性を模索してきたいです。
藤波 激動の時代を乗り越えますか?
寺本 はい。時代が変わり、働き方も変わりますが、良い意味で「しまねニューノーマル」を探っていきたいと思います。地域に根差した自分自身の軸をもって、変化にチャレンジしていきたいと思います。
藤波 ますますのご活躍を期待します!

 

[ Column ]

最近は、労務や法務、税務などにブレーンを導入するなど、営業以外にも敏感な社長が増えています。社長がすべて自分で処理する個人事業主型ではなく、業務を委託することで選択と集中≠ェできる組織も増加。社員に向き合っていく労務は、生産力の向上にもつながる部分。今後、フレキシブルに対応する社会保険労務士はますます中小企業経営の重要な要素となっていくでしょう。

[ Dragon Point ]

寺本さんは、プロレスの大ファン。対談も、プロレスと組織づくりの観点から、その共通点に大いに盛り上がりました。相手を立てること、ケガをさせないこと、資質を生かすことなど、“興行”と“経営”の工夫は似ていると気づかされました。社会保険労務士の仕事とは、人を生かす経営に直結するもの。守りながらも、攻める仕事なのですね。

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TERAMOTO社会保険労務士法人
代表社員・社会保険労務士 寺本 健太郎
島根県松江市学園2丁目27-27
https://www.teramoto-sr.jp

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