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3号紹介

KOBE創生 船上から神戸を語る

市江 神戸は港が美しい。飛行機にも乗って頂きたいし、船にも乗ってほしい。現在、スカイマークは神戸から6都市に就航しています。新千歳、茨城、羽田、長崎、鹿児島、那覇。特に当社の全運航便のうち3割以上の便が就航する神戸は重要です。今まで地域の人と一緒にコラボレーションすることは少なかったので、まずは神戸から積極的に取り組みたい。

寺井 私達はこの神戸に船を浮かべて25年になるのですね。年間約20万人弱のお客さまにご乗船頂いています。食、音楽、おもてなしをキーワードに、神戸の「感動できる船」をどのようにお伝えしていけるのかが課題です。一社だけでなく、神戸全体に人を呼び込むことが大切ですから、活性化に向けて協力させて頂きたい。

小野田 私は和歌山市出身です。若い頃は海の向こうからオシャレな町だなと眺めていましたね。70年代〜80年代は、神戸ブランドが憧れでした。大学も神戸〇〇大学が多いですよね。本学も含めて、今は残念ながら、若い世代には神戸ブランドも効かなくなってきました。大学も含めて神戸に人を集めるためには、若者層への働きかけが大切です。

空港から直結、シャトルバスを



寺井 北野からモザイクにかけて水際動線の魅力をUPしたい。関西の方が三宮から西に訪れていただくためにどうすればいいか模索しています。

小野田 二次交通が重要ですね。空港から観光地、例えばコンチェルトにすぐアクセスできること。縦のアクセスが弱いため、民間主導のシャトルバスが必要です。若者や海外の人は便利で安いという情報をあらかじめ調べてきます。特に飛行機を利用する人は、時間の使い方やお金に敏感です。情報を流すことで神戸空港を利用してくれます。

市江 確かに私も空港を利用する際はよくバスを使います。羽田はあらゆる場所へバスが運行していて便利。神戸空港をもっと使ってくれたら、バスを出せるのですけど、鳥が先か、卵が先かの議論になりますね(笑)。まずは神戸の旅行会社と組んで、企画するのもいいですね。

海の向こうから、お客さま


市江 当社のホームページは日本語に加え、英語、中国語、韓国語にも対応してます。現在は国内線のみの運航ですが、潜在的な需要に応えたい。次のステップは海外での予約の獲得ですね。

小野田 観光に関して国内、海外を区別するのは日本だけです。世界中観光客は全てイコール。もともと神戸は欧米人により発展してきました。彼らの「想い」がこの「みなとまち」には、たくさんあるはずです。その魅力をゆっくり感じることができる体験がいいですね。

寺井 確かに欧米の方は船が好きですよね。私達も欧米の方にどのようにアプローチしていくのかが課題です。下町あたりのレガシー的なものも好まれるでしょうし、今ある魅力を充分に伝えないといけないですね。

地方と神戸を、結んでゆく


寺井 地方の旅行業者に営業をかけるのですが、発信が弱いという印象です。例えば、ゆったり飛行機に乗っている間に、情報を見て頂ける仕組みがあるとありがたい。

市江 役に立ちたいですね。飛行機による移動手段の提供だけでなく、他の業種と組んでソフトのところも充実させるべきです。

小野田 地方の旅行会社などと共同で、欧米人が好む小グループの体験ツアー商品がほしいですね。また神戸に長期滞在して地方へスカイマークでワンデイトリップも面白い。欧米の方に景色を見て歩くツアーなども受けています。神戸は人を呼び込める魅力的なコンテンツにあふれているのですから。

・・・その後、神戸創生に向けて、三名は前向きな連携の話で盛り上がりました。海と空と陸から、神戸の魅力がさらに伝わってくる日も近そうです。



 

株式会社 神戸クルーザー
神戸コンチェルト
 
代表取締役社長 寺井幹雄

●上質と危険が交じり合うカオスの魅力
 45年ぐらい前、もと船乗りだった寺井氏は旧居留地を訪れた。その町は強烈なインパクトを残したという。クラッシックな建物、大丸百貨店、そこにベビーカーを押した上品な婦人がショッピングをしている。横浜の港でもそんな風景は見たことがない。一方では船乗りで賑わう飲み屋といった危険な香り、一方では居留地や上質な北野といったカオスが心に残り、ここで暮らしたいと憧れた。


スカイマーク株式会社 

代表取締役社長 市江正彦

●ハイセンスな都会の町
 生まれは九州。大学に進学して上京すると「東京すごいなぁ」とため息。ところが神戸出身の奴らは「神戸に比べたらねぇ。あっちはセンスが良くて上品だし、比べ物にならない」って話す。いったい神戸とはどんな町なんだろう・・とひそかに憧れた。当時は「風見鶏の館」というテレビ番組が放映されていた。神戸は夜景がきれいで、外国人はこぞって「神戸ビーフ」を絶賛する。神戸への好奇心は募っていった。


神戸山手大学

現代社会学部 観光文化学科
教授 学長補佐  小野田金司

●とんでもない奴らが生息する自由の町
 33年、ロックバンドでボーカルをしている小野田氏にとって神戸はとにかく自由の風が吹く。アンダーグラウンドなロックバンドが生息していたり、上品なクラシックもよく似合う。ファッションの町でもあり、どんなセンスの服を着て歩いても、風景に溶け込むことができる。あと、神戸といえばアートもぴったりと馴染んでいる。ビエンナーレ、六甲山、アートのためにある町。とにかく神戸にぞっこんである。

 

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