インタビューマガジン『B.S.TIMES』。国内外のビジネスリーダーや文化人を専属の芸能レポーターが訪問して取材。隔月出版にて、フリーペーパーとWEB、Kindleにてリリースしています。

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30号紹介

ミハラ金属工業株式会社
北九州の先端めっき工場が
激動の時代を乗り越える

アルマイト処理加工に
リサイクル分野まで進出


藤波 日本の産業をリードする北九州にあって、立派な設備を持つ工場ですね。
古川 ありがとうございます。中でも電子部品へのめっき設備は高額な投資が必要です。ご覧のような環境下の中で生産活動をやってますので、設備や付帯設備の保全管理は重要ですね。昭和60年から始めたTP/TPM活動が基盤となっています。半導体の物づくりから沢山の事を学ぶ事ができました。弊社は2016年7月に企業体質の強化を図るため、半導体部門を分社化して、一般めっき、塗装の2つのビジネスユニットで再出発することになりました。現在は3つ目のビジネスユニットとして導体加工事業もスタートしました。[平成時代では一時1000名(半導体部門含む)を超す企業でしたが、現在は70名規模までに縮小]
藤波 めっきは、扱う素材によって機械も技術もことなるのですよね。
古川 めっき種別にライン編成され、個別にめっきフローチャートがございます。料理でいうレシピであり、誰がやっても同じものができるように標準化してます。また、人のスキルアップ訓練でバラつきの抑制をしてます。企業は人なり。人の育成は大事ですね。
藤波 最近は新分野に進出し、めっきのリサイクルなども手掛けていると。
古川 はい。将来めっき、塗装を必要としない時代になってくるのでは︙。怖いですね。 すでに金属含め資源の枯渇は始まってます。我々も経営の多様化を画策しており、この先、廃棄物のゼロ化を目指した、循環型社会の構築を目指すアイテムの1つとして地場企業様とタッグを組んで、リサイクル技術にも取り組んでいます。その一つが産廃物から回収された金属で、溶解しためっき液を作り、金・銀・銅メダルに再利用したり、観光グッズのブックマーカー(しおり)、スマホカバーや雑貨のアクセサリー等リサイクルめっきの幅を広げてます。
藤波 コロナ禍の影響はありますか。
古川 産業界全体が疲弊していますね。令和に入り、世界情勢は米中摩擦含め厳しい環境下に強いられると共に、コロナ禍の追い打ちを受け、危機意識をもった経営が求められていると認識してます。過去は世界から高く評価されていたメイドインジャパン、このピンチをチャンスと捕え、常にチャレンジャー精神を忘れることなく、可能性に立ち向かい、新たな市場開拓を求めて邁進いたします。
藤波 ここから盛り返しましょう!

 

[ Column ]

ミハラ金属工業では、稼働していない半導体ルームの跡地を活用して、一部「アワビの養殖」事業を始めている。養殖アワビは今、関連飲食店などに販売をとどめている。将来的には広く手掛けていく予定。まさに生き残りをかけて、多様な事業分野へと進出している。

[ Dragon Point ]

コロナ禍でも、従業員を守ることを一番にメイドインジャパン精神で邁進していくミハラ金属工業。その力強い経営姿勢に感じ入りました。

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ミハラ金属工業株式会社
取締役社長 古川 孝一
福岡県北九州市八幡西区夕原町3-3
http://mihara-kinzoku.com

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