健都はやしクリニック
最新の内視鏡検査で早期発見・治療
吹田市で胃・大腸がん予防に取り組む

進化した最新カメラは
はやい、痛くない、怖くない!
藤波 このエリア一帯が医療地域なんですね。
林 2018年に大阪府が医療と健康をテーマにしたモデル地域として吹田市岸部に『健都:北大阪健康医療都市』を作りました。国立循環器病センターや市立吹田市民病院、そしてこの医療モールを集めた区域が誕生し当院もその一角を担っています。医療のみならず介護や高齢者入居施設、機器開発のためのエリア、健康推進のために周囲の公園や街づくりとして今も開発が進められており、昨年大阪で開催されたG20では各国担当者が視察に訪れ、世界的にも注目されているエリアなんですよ。
藤波 こちらは消化器内科ということですが、主にどういった診療や検査を。
林 最も力を入れているのは、内視鏡を使った最新の検査で、胃がんや大腸がんを予防しています。早期発見すると予後がよく、いわゆる5年生存率も完治に近い状態が望めるため、ほぼなかったこと≠フようにできます。
藤波 検査が大事だと分かっているのですが…、すごく痛いでしょう。
林 昔は涙が出て「オエッ」と我慢できないほどでした(笑)。ですが、今は痛みもなく、検査そのものは 胃カメラで5分、大腸カメラで10分程度。9割以上の方が「楽だった」とコメントしています。
藤波 今はそんなに進化しているんだ!
相手の立場にたって考え
診療や言葉を選びとる
藤波 なぜ、林先生は消化器内科の医師になったのですか。
林 父も医師でした。同じく地域の手助けができる存在になりたいと、医師を目指しました。内視鏡を専門としたのは、内視鏡を用いた新しい治療が次々と日本から世界へ発信されていたからです。国内で研鑽することが、世界の第一線で研鑽することと同じであるところに惹かれました。加えて富士フイルムとオリンパスという二大日本メーカーが、この分野で世界的なシェアを誇っていることも一つの理由です。
藤波 大学病院や総合病院で勤められてから地域医療に入ったわけですが、気を付けておられることは。
林 やはり、患者さんの立場に立って考えることです。最新の検査なども、できるだけ自分で身をもって体験しています。自ら試すと意外な気づきがあるもので、例えば大腸の検査ですと、検査そのものより、下剤を飲む準備時間が予想外に苦しいことが分かり、頑張ってくださった患者さんに対する意識や言葉も変わりました。
藤波 医師に共感してもらえると、安心できますよね。
1日で胃&大腸カメラ
定期チェックでがんを防ぐ
藤波 内視鏡検査のメリットは何でしょう。
林 やはり直接、臓器を観察するので、早期に病変が見つかりやすいです。最新のカメラは細くて画質も良く発見率も上がっています。AIの補助診断も始まりつつあります。
藤波 検査期間はどのぐらいですか。
林 胃と大腸の両方を検査する場合も1日で検査ができます。多忙な方が多いので、早く受けることができるよう予約体制も工夫しています。
藤波 目指すところはやはり進行がんの防止ですか。
林 はい。勤務医時代は内視鏡での早期がん治療に携わっており、先端医療に注目していました。しかし、ある日「なぜこんなに進行がんで見つかる人が多いのか?なぜみんな症状がでるまで検査を受けなかったのか」と考えたのです。見つかってからの治療も大事ですが、そもそもの検査受診率を上げることが、早期発見の大きな役割であることではないかと思いました。皆が進行がんで苦しまなくてすむ社会をつくりたいです。
藤波 私も検査しなければと、反省しました。


[ Column ]
内視鏡検査の前線をゆく同院。内視鏡医療機器メーカーが最新機器のデモ機をしばしば持ってくることも。もし、腫瘍が見つかった時は、クリニックの持つ医療ネットワークで症状に応じて適切な医療機関を紹介。最先端の医療情報を培っているところも安心できるポイントだ。皆さん、あなた自身のためにも1年に一度の検査を心掛けよう。
[ Dragon Point ]
私は、前時代的なイメージで、検査がおっくうだと先延ばししてきたが、今回の取材で180度考え方が変わった。しかも、同クリニックでは電話予約ですぐ枠を確保するなど、実にストレスのない体制を整備している。幸いにも上階はホテルとのこと、今度、妻と泊りがけで検査をお願いしよう。
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健都はやしクリニック
院長 林 史郎
大阪府吹田市岸部新町5-45ビエラ岸辺健都2F
https://www.kentoclinic.com
https://kento-clinicmall.jp
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