千田商会株式会社
北九州市で、お客様に支えられ
鉄・非鉄金属を安心価格買取り
会社員から一転自営業
回収業者から買取り業者へ
藤波 広いですね!小倉の街中にこんな立派なスクラップ工場があるとは。
千田 当社のウリのひとつは好立地にあること。都市高速の下で、各ジャンクションにも1分。小倉の中心部にも約5〜10分程度で往来できるので便利です。
藤波 どのような業者が訪れるのですか。
千田 解体業者様が多いですが、近年では銅の買取りに力を入れているため、電気工事、空調関係の業者様も利用してくれます。
藤波 千田さんはもともとスクラップ関係の仕事をなさっていたのですか。
千田 いえ、元は食品会社の社員でした。2008年に北京オリンピックの影響などでスクラップ単価が高騰したときに「スクラップは儲かるよ」と言われて会社を辞め、大事にしていたハーレーを売り、そのお金でトラックを1台買いました。当時の鉄単価は、1トン5〜6万位だっだので、その時は「お金持ちになるぞ〜」と思いましたね(笑)。ところが、わずか2〜3ヶ月後にリーマンショックで、1トンが千円位に下落。恥ずかしい話ですが、約5ヶ月間、夜は酒屋でバイトをしながら、昼は1軒1軒営業しました。
藤波 ご苦労されましたね。その後、買い取り業者の立場になったのですね。
千田 不用品回収を始めた頃から、ずっと買取り側になりたくて、周りの方々の協力もあり2012年に法人として買取り業を設立することが出来ました。初めのうちは、びっくりするぐらいお客様が来なくて、これはやりかぶったな…とかなり焦りました(笑)。しかし、諦めずに毎日毎日、営業活動をして1軒2軒と徐々にお客様が増えていき、今では、嬉しいことにお客様からお客様へと紹介していただき、様々な職種のお客様にきていただいております。本当にお客様には、すごく恵まれていて感謝しかないです。ありがたい話ですが、お客様・出荷先のメーカー様・社員・友人・家族に支えられてここまでこられたので、これからも頑張っていきます。
藤波 応援しています。
[ Column ]
毎朝6時40分、千田さんのもとには銅加工会社の工場長からのメールが届く。「今日の銅相場は……円」。千田さんはいつも朝からそのメールに一喜一憂する。変動は予測不可。2020年のコロナ下では現在の半値にまで下落したそうだ。千田商会では利率を決めて買い取るため、変動しても利益にさほど差はないが、価格が上がるとお客様が喜ぶ。千田さんは、今日も価格を気にしている。
[ Dragon Point ]
千田さんは面白い人。千田さんの奥さんに言わせると、好奇心旺盛で言い出したら聞かないタイプだそう。しかし、夢追い人として夢を実現させたのだからスゴイものだ。失敗談も面白おかしく話すので思わず笑ってしまう。皆さんが千田さんのあたたかな人柄に惹かれるのだろうなぁ。
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千田商会株式会社
代表取締役 千田 高史
福岡県北九州市小倉北区東篠崎3-1-3
TEL.093-967-0683
https://sendasyoukai.jp
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