インタビューマガジン『B.S.TIMES』。国内外のビジネスリーダーや文化人を専属の芸能レポーターが訪問して取材。隔月出版にて、フリーペーパーとWEB、Kindleにてリリースしています。

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37号紹介

BugsWell合同会社
昆虫食でサステナブルに貢献
世界注目の代替タンパク質

農福連携で安心飼育体制
ナンバーワンの生産量目標


藤波 これが食用コオロギですか!話題の商品ですが、はじめて見ました。
津本 ここにあるのは種≠ニなる品種で、当社は全国の社会福祉法人や農家と連携しながら、繁殖をしています。 
浪方 現在、菓子・食品メーカーから多数のご要望があり、国内の生産量が追い付かない状況です。当社は、生産を内省化するのではなく、地域の空き家や倉庫など、遊休資産を活用しながら、2024年を目途に国内トップクラスの生産量の月産30トンを目指して体制を拡充しています。
藤波 お二人はなぜこの事業に注目を。
津本 私の肩書はフランス料理人で、シェフとして加工事業を担当しています。以前、ヨーロッパの星付きレストランで、酸味を表現するものとして蟻が出されたことをきっかけに、シェフとして昆虫食の可能性を感じてきました。
浪方 私はスタートアップ支援や地方創生などの分野で複数の会社を経営しています。世界の食料危機を救う代替タンパク質としてのコオロギを起点に、グローバルな食料問題の解決とローカルな地域活性化を実現したいと思い、津本シェフと連携し事業を始めたのです。
藤波 昆虫食はどういった観点が魅力で注目を集めているのですか。
津本 まず、栄養≠ナす。食用コオロギは7割がタンパク源で、牛肉と比べても約3倍以上の栄養素があります。また、味も乾燥醗酵して粉末にするとアミノ酸になり、旨味が出る。こういった利点にもかかわらず、食用コオロギの育成にかかる餌や空間といった環境負担は極めて少なく、サステナブルの観点から全世界が注目しているのです。
浪方 2030年には地球上におけるタンパク質の市場供給量が不足すると危惧されています。この市場は速やかな発展に迫られており、当社は農福連携を通じた生産拡充や独自の加工・殺菌技術を強みに、2025年の上場を目指しています。
藤波 今日は勉強になりました。

 

[ Column ]

各社会福祉法人や農家で育成している食用コオロギは、安全性を担保するため『オゾン殺菌』など生育環境に配慮されている。また、加工前の数日間、食用コオロギは品質を均一にするためにエリア拠点のプラントに集められる。食用コオロギは餌の違いにより、食味が変わってしまうので、既定の餌を規定量与えて、商品として高い品質を確保するのが目的だ。

[ Dragon Point ]

食用コオロギで作られた味噌スープを恐る恐る食べてみたけど、これはイケる!醗酵させる過程でアミノ酸が出るというが、なるほど、まろやかなコクがあり、旨味濃厚。同社では、食用コオロギを使ったマーラー醬、餃子など10種類以上の試作品を開発中だ。

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BugsWell合同会社
代表社員 津本 真砂幸
代表社員 浪方 勇希
長崎県西海市西彼町亀浦郷1243
https://www.bugswell.com

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