インタビューマガジン『B.S.TIMES』。国内外のビジネスリーダーや文化人を専属の芸能レポーターが訪問して取材。隔月出版にて、フリーペーパーとWEB、Kindleにてリリースしています。

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37号紹介

特定非営利活動法人キートス
就労継続支援B型事業所「さちの家」

笑顔を大切に、就労の支援
誰もが一緒に生きています

障がいに甘えず挑戦
お金より役立つものを作る


藤波 ここ岐阜県にあるキートスの「さちの家」とはどういう場所ですか。
三輪 こちらは『就労継続支援B型事業所』といって、精神や身体・知的障がいを持つ方に対し、訓練を通じて知識や技術を身に付けてもらうことで就労を支援する場所です。平成26年に開設して7年目になりました。
藤波 様々な困難を持つ方にどういった点に気を付けて接していますか。
三輪 最近は、精神に障がいをお持ちの利用者が増えているのですが、学歴も高くて就職もしたのに、人間関係で頓挫してしまった方が多い。そんな方に「がんばってね」は禁句です。「一緒にやろうね」とあたたかく声をかけます。一方私も身体の障がいを持っていますが、利用者について、健常者と同じように扱うことを心掛けています。
藤波 三輪さんはなぜ、この事業所を始めたのですか。
三輪 叔母の遺産をいただいたのですが、お金はいずれなくなるでしょう。この資金で何かの役に立てれば、と考えたのです。それで家を購入し、私の名前をとって『さちの家』を開きました。
藤波 それまではどのようなことを。
三輪 保険屋にスナック、介護ヘルパーと本当に色々な仕事をしてきました。インドまで行って『笑いのヨガ』を習得して、この地区でもやっています。
藤波 ユニークな人生ですね。これからどのようなことを目指しますか。
三輪 クラウドファンディングでリフォームに挑戦したいです。ここは畳ですし、バリアフリーでないと車いすの方が利用しにくい。職員から利用者の作業が見通せるようにも改築したいです。
藤波 私も応援しています。

 

[ Column ]

「さちの家」で利用者が行う作業は様々。紙パッキンを袋に詰める作業や、お歳暮の箱詰め、シール貼りなど。簡単な作業に見えても、人によっては精一杯の力でやっていることも。職員はできるだけ手を出さずに、一人一人の特性を見極めながら、サポートしている。

[ Dragon Point ]

利用者の中には、気圧や気候の変化で、精神状態が不安定になってしまう方も多いそう。突然商品を投げたり、モノを倒してしまうトラブルも…。そんな時、三輪さんは、利用者を子どもと同じ存在と思い、粘り強くフォローするそうだ。大変なお仕事に頭が下がります。

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特定非営利活動法人キートス 就労継続支援B型事業所「さちの家」
理事長・サービス管理者 三輪 幸子
岐阜県不破郡関ケ原町大字関ケ原3327-5
TEL.0584-41-0151
https://www.sachinoie.com

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