インタビューマガジン『B.S.TIMES』。国内外のビジネスリーダーや文化人を専属の芸能レポーターが訪問して取材。隔月出版にて、フリーペーパーとWEB、Kindleにてリリースしています。

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39号紹介

スナックバー Shelly/KSケミカミー株式会社
コロナ明けに松江で乾杯!
信頼関係で売上倍増の飲食店

老若男女がみんな仲間
ボトルがずらりと並んだ


藤波 コロナ禍で営業時間短縮を余儀なくされながらも、売り上げが上がっていると伺いました。
三上 当店は「コロナが開けたら皆で呑もう」という趣旨でキャンペーンを始め、コロナ禍だからこその予約ボトル注文を多数承りました。当店は、お客さまに快適にお越しいただくため、いわゆる「非認証店」である選択をしていましたので、緊急事態宣言や蔓延防止適用期間中は、酒類の提供すらできなくなりましたが、売上は増えました。
藤波 アイデアもすばらしいですが、そもそもお客さまとの信頼があったからこそということですね。
三上 当店は20〜90代のお客さまが、ほぼお一人様でいらっしゃるスナックBARですが、ここに来れば誰かいるお店≠ナ、皆が一緒に飲める仲間なのです。たとえお酒がなくて軽食だけでも、常連さまは会いにいらしてくれます。
藤波 もともとどういった経緯で三上さんは、『スナックバー Shelly』を。
三上 この店は尾崎豊の『シェリー』という歌が、私の人生そのものだったのでそれを引用して名付けました。大阪でバーテンダーとして勤めてお酒の作り方を覚え、当店のママである母と二人で立ち上げたお店です。スタッフは皆、最初はお客さま。店の雰囲気を気に入り「ここで働きたい」と仲間が増えました。
藤波 イベントもたくさんなさっていると。
三上 私は店が厳しくなっても仲間の従業員には給料を全額保証すると決めていたので、コロナ禍でもそれを貫いています。Birthdayパーティーなども積極的に開き、飲食店に元気がない中、地域のパワーを引きあげる存在でありたいです。将来の夢は、子会社を作り、スタッフがそれぞれが夢を持って独立するのをサポートすることです。
藤波 将来が楽しみですね。

 

[ Column ]

コロナ禍で飲食店が大変な中、顧客からのサポートの象徴としてボトルが並ぶ。顧客は店が厳しい時に、ボトルを入れることで、従業員との繋がりを体感。そして、その連帯を胸に、再び店を訪れる。まさに、コロナ以前に築き上げた信頼をもとに、助け合いの好循環が続いている。

[ Dragon Point ]

「逆境だからこそ、ポジティブなアイデアが浮かぶ」とボトル予約を思いついた三上さん。お客さん同士のお仕事を繋げることもあるそうで、その行動力を慕うファンが集まる理由が分かるね。

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スナックバー Shelly/KSケミカミー株式会社
代表取締役 三上 圭祐
島根県松江市東本町1-54Tohon154ビル3F
TEL.0852-22-0773

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