山田錦の郷
贅沢なお酒と温泉で癒す
三木市のお出かけ空間

山田錦推しの楽しさずらり
良質な日本酒を発信します
藤波 温泉があり、ミュージアムがあり、色々楽しめるスポットですね。
流田 『山田錦の郷』は『山田錦ミュージアム』を中心に、新鮮な農産物や加工品、名産の酒米山田錦を使った日本酒が並ぶ『山田錦の館』と、豊富な炭酸含有量を誇る『吉川温泉よかたん』が併設された複合施設で、将来的には道の駅化構想もあります。おいしいお酒と温泉で、ゆったりと楽しめますよ。
藤波 『山田錦』の展示もありますが、山田錦といえば、やはり日本酒ですね。
流田 はい。三木市と言えば『山田錦』。特にここ吉川町は特A地区として38集落すべて全国の酒蔵から請われて契約栽培をしています。日本酒ラベルに吉川産と書くこと自体がブランドであり、杜氏から「水の吸い方が違う米」と評価される特別な酒米です。
藤波 なぜ、そこまで『山田錦』の評価は高いのでしょうか。
流田 吉川町周辺は昼夜の寒暖差があり、養分の豊富な粘土質の土、代々受け継がれた技術があります。そもそも『山田錦』は、品種改良を重ねて生まれた品種ですが、この地は100年以上前から灘五郷の歴史ある蔵との取引があるなど、良質なお米がとれる伝統的な産地です。他の土地も山田錦を栽培していますが、やはり評価は異なります。
藤波 高い信頼に応えたいですね。
流田 コロナ禍や離農、原価高などで農業が減退する中、吉川町農家の情熱を支えるのは『山田錦』のブランド力。私たちも色んなカタチで良い日本酒を発信して地位を高め、特にブームを作る女性層に愛されるよう努めます。
藤波 お話をする中で山田錦の見方が変わりました。


[ Column ]
稲穂の背が高くて、倒れやすい『山田錦』の稲。栽培は稲穂が大きくなり稲の頭が垂れてくるのをどこまで保つかのせめぎあいだそう。収穫は10月中旬と遅いため、台風をしのぐこともあり、収量は他の米より少ないなど苦労の多い農業。そんな中で農家の生産意欲を保つのは、高価格で取引される山田錦のブランド力と全国の杜氏たちに支持されているという矜持だ。
[ Point ]
山田錦の名前は知っていましたが、こんなに貴重なものだとは知りませんでした。流田さんは就任以来、毎日のように日本酒を嗜み、農家にも栽培の手伝いに行く熱心さで日本酒への理解を深めているそう。流田さんの熱心さも心に染みました。
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山田錦の郷
山田錦の館・支配人 流田 慶一郎
兵庫県三木市吉川町吉安222
TEL.0794-76-2401
https://www.76-2401.com
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