インタビューマガジン『B.S.TIMES』。国内外のビジネスリーダーや文化人を専属の芸能レポーターが訪問して取材。隔月出版にて、フリーペーパーとWEB、Kindleにてリリースしています。

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44号紹介

御菓子司 虎屋吉末
六甲山の水と蔵を生かす
温故知新の和菓子づくり

老舗菓子店の『樽形煎餅』
蔵ではカフェがオープン


大河内 歴史を感じさせる風情ある店構えですね。
萬田 当家は、江戸時代から灘の酒を運ぶ廻船問屋に加え萬屋を営んでおりました。1801年に和菓子屋になり、私で8代目。ここ一帯は阪神淡路大震災で壊滅的な被害を受けましたが再建を果たし、今に至ります。
大河内 伝統的なお菓子がずらり!
萬田 当店には、六甲山脈の伏流水から敷地内に湧き出る井戸水があります。この辺りは水が良いからこそ酒造りが盛んで、喫茶や料理店も並びます。当店もその水の良さを生かし、和菓子の王道を残しながらも、今の時代にあったスタイルでお届けしています。
大河内 代々続く和菓子店を継承するためには技も覚悟も必要ですね。こちらで人気の和菓子はどれですか。
萬田 『樽形煎餅』です。昔、廻船問屋で手土産はないかと聞かれ、菰樽形の卵煎餅を出したのが始まりで、個性的なカタチに最近改めて人気が出ました。ジャムのように塗るタイプの新しい和菓子『塗り羊羹』も斬新な人気の品。さらに当店は、菓子の原点である果物に立ち返っているのですが、和歌山県紀南直送の蜜柑をまるごと包んだ『みかん大福』や、農家直送の苺を包んだ『苺大福』などもよく出ます。
大河内 春先に新しい隠れ家カフェがオープンすると伺いました。
萬田 江戸後期の蔵を使った喫茶です。イベントを開き、伝統文化を発信しつつジャズピアノなども聴ける空間になります。私の年代を繋ぎ、次の世代の子どもたちや地域の皆さまに、和菓子の魅力を楽しみながら伝えたいです。
大河内 想像するだけでわくわくします。周りの反応も楽しみですね。

 

[ Column ]

店主の萬田悠介氏は和菓子ひと筋の職人。幼い頃から和菓子づくりを見て育ち、跡取りとしての教育を受けた。大学を卒業した後は、京都の和菓子店にて住み込みで5年間修業して、御影に帰郷。「和菓子以外は知りません。私は和菓子以外に何かあるのかなと思うほどです」と笑う姿が印象的だ。職人らしい言葉で、和菓子作りの情熱を語ってくれた。

[ Point ]

『御菓子司 虎屋吉末』の『丹波黒豆大福』をいただきました。丹波篠山の新黒枝豆を使ったオリジナルの豆大福で、すっきりとしたなめらかなこし餡が絶品です。一緒にいただくあたたかいお茶もより美味しくいただけ、両方が引き立て合います。

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御菓子司 虎屋吉末
店主 萬田 悠介
兵庫県神戸市東灘区御影本町4-1-1
TEL.078-851-2444
https://www.toraya1801.com

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