インタビューマガジン『B.S.TIMES』。国内外のビジネスリーダーや文化人を専属の芸能レポーターが訪問して取材。隔月出版にて、フリーペーパーとWEB、Kindleにてリリースしています。

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45号紹介

ピーエムジー株式会社
雨の日に傘を貸し出す業務
晴れの日を導く存在でありたい

顧客ファーストで頼れる存在
資金サポートで事業再生


有村 中小企業向けの事業資金・金融のサポートをされているということですが、雨の日に傘を貸す≠ニいうのが理念だと伺いましたが。
佐藤 ビジネスには売掛金と買掛金があり、掛け取引をしているわけですが、月末に締めて翌月末や翌々10日払いなどのパターンがあり、その先に生じているのが代金債権や事業債権といった売掛債権です。その売掛債権を買い取って早期に資金化するのが当社の主な事業『ファクタリングサービス』です。通常、企業経営が健康状態のときは銀行から資金を得て運営するのですが、我々の顧客となる方は様々な経営状態にあられます。急場で資金が必要な際は将来的に発生しているものを今すぐ資金化する必要があります。
有村 お客さまと共に晴れの日を迎えるというのも理念の一つなのですね。
佐藤 当社は事業再生を担う企業でもあります。顧客の業種は建設、運送、製造など幅広く対応していますが、60代の方が多い。継承問題を控えると、経営状態が浮き彫りになります。当社は経営改善をしながらM&Aで売却するなどもお力添えしており、他にもリースバック事業を行います。
有村 銀行との大きな違いはどういったところでしょうか。
佐藤 銀行は金利が安く、返済期間も長い。しかし、銀行は経営状態の良好な時にしか資金を貸しません。私たちは雨の日に傘を貸し、晴れの日になってもらうべく根本原因を考え、改善策も提示します。
有村 ここ数年で急成長された理由はどのようなことからでしょうか。
佐藤 当社が大切にするのは顧客満足度です。当社の社員はお客様ファーストでより頼られるサービスを実現してくれました。私にとって、顧客満足度を高めお客様に感謝していただき、社員の物心が満たされることが何よりの状態です。

若き日の苦労を経て
苦しい人を助ける存在へ


有村 この事業を始められた経緯とは。
佐藤 私は若い頃から過酷な人生を歩いてきました。中学時代に親をなくし、高校も行けずに16歳から働き、20歳でこの業界に入って26歳で独立しました。当時は独立の希望はなく、拾ってくれた社長や上司に恩返ししたい思いが強かったのですが、偶然、タイミングがありました。これまで私自身が貧しく、必死で働いてきました。今、雨が降っている企業は連続赤字を抱えるなど誰も助けてくれない状態。いつか「うちと出会って良かった」と思ってもらえるような唯一無二の企業になりたいです。
有村 若くして創業されたことで、ご苦労なされたことが多かったのでは。
佐藤 小さなマンションの一室で社員6名からのスタートでした。創業は自己資金が半分と後は信用借り。初年度は赤字でしたが、一生懸命やるうちに仲間が増えました。
有村 映像を活用するなどオフィス空間が独創的ですね。オフィスで想いを伝えるというコンセプトがおありになるそうですが。
佐藤 お客さまにリスペクトを伝え、お支えすることが理念です。ですが、理念はお題目になってしまいがちですよね。ここはお客さまと社員が訪れる場所ですから、肌で感じてもらえる空間にしたい。例えば鳥の声が聴こえるエリアは、お客さまに晴れの日を予感していただくための場所です。

大切なのは人々のしあわせ
新卒採用で企業再生手助け


有村 社内にBARがあるのも特徴的ですね。社員さんは飲み放題だとお伺いしましたが。
佐藤 創業時は仲の良い会社でした。仕事が終わると飲みに行き、旅行を楽しみました。しかし、事業が成長するにつれ、管理部、総務部、人事部と増え、営業一部、二部、一課、二課ができると交流の機会は減りました。社員は「もっと会社を良くしよう」と益々仕事熱心になり遊びません。大切にしてきたものがギクシャクしていると感じたのでBARを設置し、18時以降フリーでお酒が飲める交流の場としたのです。
有村 コロナ禍ではいかがでしたか。
佐藤 世に補助金が多く出回ったので仕事は減りました。2019年からはあえて組織づくりに注力してきました。
有村 大阪、福岡支店と拠点が広がり、仲間が増え続けていらっしゃいますね。御社は今、大きな転換期ということでしょうか。
佐藤 これらの転換はある出会いがきっかけでした。私は一時期、成功にあぐらをかいていましたが、今は師と呼ぶある人物と知り合ったことで、気持ちを入れ替えたのです。それまでは朝まで飲むことはあっても朝早くから出社することはなかったです。今では朝5時に起きて出社するようになりました。生活や思考を変えるまでは大変でしたが、そこから戦略的な経営をしています。
有村 佐藤さんの夢をお聞かせください。
佐藤 市場に価値を生み出し、社員にしあわせになってもらうと共に、当社を利用していただいた皆様に「今こうやって無事に経営できているのは君の会社のおかげだよ」と仰っていただくと本望です。
有村 多くの晴れの日が覗きますよう。

 

[ Column ]

コロナ禍では、補助金の拡大で、売上が70%減に陥ったピーエムジー。佐藤さんは、今後、融資の返済がはじまる2023年5月から2024年にかけて、補助金で助かった中小企業は正念場を迎えるだろうと予想している。その時までに自社の再生サポート基盤を固める考えだ。

[ Point ]

釣りが趣味だと仰る佐藤社長。けれども、今は休みもない状態だそうです。毎日5時に起きて会社に通い仕事づくめの毎日。中小企業の晴れわたる未来のためにも、定期的にお休みをとって、釣りを楽しんでいただきたいです。

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ピーエムジー株式会社
代表取締役 佐藤 貢
東京都新宿区西新宿2-4-1新宿NSビル25階
TEL.03-3347-3333
https://p-m-g.tokyo

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