インタビューマガジン『B.S.TIMES』。国内外のビジネスリーダーや文化人を専属の芸能レポーターが訪問して取材。隔月出版にて、フリーペーパーとWEB、Kindleにてリリースしています。

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49号紹介

株式会社シーヒューマン
看護師のリーダーシップによる
現場重視の高品質なケア事業

看護部門の立ち上げから
訪問介護・看護事業の躍進


亀井 こちらは大阪・兵庫・埼玉・熊本と全国的な高齢者向け訪問介護や訪問看護の施設運営に力を入れていますね。同業種の多くが展開に踏み切れない中、ここ数年で躍進を遂げました。
尾向 当社は創業9年目。創業者は現在、代表取締役会長を務める中芝廉です。70代になる中芝は私と二人三脚で全国の施設をまわり、さらに他府県へと展開する話もまとめています。
亀井 尾向代表は現場から代表取締役に抜擢されたと伺いました。
尾向 私は平成30年に入社。今年で6年目になりますが、2年前に代表を任命されました。私は看護師資格者で、病院で勤めたあと、兵庫県尼崎市の福祉業界に就職。そこで1年間の経験を経ています。当社には看護部門の新規設立を受けて、立ち上げの責任者として入社したのです。
亀井 当初はご苦労が多かったのでは。
尾向 もともと当社は介護の会社。看護師の受け入れ体制はありませんでした。介護職と看護職の壁はどこでもある問題だと思いますが、お互いの専門領域があり、口だしし過ぎると不信感が生まれる。解決法を随分と考えましたが、しっかり棲み分けができる体制を作りました。
亀井 看護部門の立ち上げ責任者としてはいかがでしたか。
尾向 やはり、当社は株式会社ですから、認めてもらうためには実績を残さなくてはと、結果を出し続けるために必死でした。

夜間の看護師常駐が支持
安心感を提供するサービス


亀井実際、介護と看護を同じにした施設ができ、利用者の声はいかがですか。
尾向 やはり、施設の中に看護師がいることは反響が良いです。利用者は何かしらの疾患を持っていることが多いので、看護師がいることでご家族に安心感があり、「この施設に来たい」との声をいただきます。
亀井 看護師が常駐する施設はまだ少ないのでしょうか。
尾向 日中の看護師常駐については、他社もある程度の体制があるのですが、夜間に常駐するところが少ないです。例えば、痰吸引などは看護師でないとできない業務。夜中に痰がからまった場合は、看護師がいないと困ることになります。ご家族やご本人にとっても、施設としての安心感が異なるのではないかと思います。
亀井 看護の現場から経営者という道について、珍しいのではないですか。
尾向 少ないでしょうね。オーナーが私のことを認めてくださったのです。ですが、経営者としてはまだまだ経験不足。私は現場が好きで、つい制服を着て看護の仕事をしてしまうので、会長にはよく「社長業をしなさい」と言われています。
亀井 期待を背負っているのですね。

現場からの信頼を得て
全国展開へと挑戦


亀井 現場に目線のある社長はなかなかいません。社員の信頼に繋がるのでは。
尾向 そういった側面はあります。私と会長とは違う役割で動いています。私は現場の声を吸い取って環境改善を目指します。なんと言ってもスタッフがいなければ当社は成り立ちません。現場がすべて。これからも大切にしていきたいですね。
亀井 次々と新規展開をしていますね。
尾向 この度、和歌山で新規の施設がオープン、埼玉でも2カ所がオープンします。私も当時は現場と切り離して社長業に専念しようと考えましたが、体制が拡大する中、新規立ち上げの施設で現場を整える役割も担っています。まずは現場を動かすことに主眼を置き、腰を据えて経営を学ぶことにはなかなか取り組めないです。
亀井 従来の運営が評価され、成功しているからの展開だと感じますが、全国展開の感触はいかがですか。
尾向 施設間の距離が離れると管理は難しくなります。新規は不慣れなスタッフが入り、教育する時間が不足するとトラブルが起こってしまいます。当社では幹部クラスの雇用を促進しており、エリア統括者の育成に力を入れています。
亀井 今後の展開エリアはどのように。
尾向 栃木県や岐阜県、千葉県エリアも展開の視野に入っています。利用者の需要は増す一方ですが、スタッフの育成が必須です。しっかりとした「看護と介護がコラボした会社」として、日本全国でシーヒューマンが支持されるよう、内容の充実と拡大に努めていきます。
亀井 現場を知るからこそできる尾向代表の経営力に期待しています。

 

[ Column ]

中芝廉会長は75歳で現役最前線。もともとは不動産業の勤め人だったが、56歳で早期退職。不動産業で独立した後、医療福祉業界にも展開。今後は、介護・医療だけでなく、別事業への進出も検討する。セカンドライフを充実させる中芝会長だからこその高齢者施設づくりも注目だ。

[ Point ]

介護士職と看護師職は壁が生まれやすいとのことですが、利用者様の前では、皆さんそのような垣根はなく、寄り添っているとのことでした。それこそプロフェッショナルですよね。現場を良く知るからこそ、地に足のついたお話を伺えました。

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株式会社シーヒューマン
代表取締役 尾向 和子
大阪市天王寺区上本町6-2-26 大和上六ビル504
TEL.06-4304-0050
https://www.c-human.co.jp

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