インタビューマガジン『B.S.TIMES』。国内外のビジネスリーダーや文化人を専属の芸能レポーターが訪問して取材。隔月出版にて、フリーペーパーとWEB、Kindleにてリリースしています。

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52号紹介

有限会社丸良商事
タイヤスクラップから発想する
持続可能なリサイクル事業

中古車事業からの転換
建築解体で売上を確保


イザム 御社は廃棄物処理業から環境経営に目を向けられ、タイヤリサイクルを原資とする農業など環境事業に目を向ける業界でも注目の企業です。こちらにも廃タイヤが山積みにされていますね。
佐藤 当社は入手経路が異なる2種類のタイヤを扱っており、ひとつは中間処理業として処分費を頂き請け負うもの。もうひとつはホイール付きで買取するものです。
イザム 中古車売買も含めた、リサイクル事業をなさっていますね。
佐藤 もともと、当社は父の代からの有価物のスクラップ業者でした。しかし、スクラップは相場もので、横這い状態から下落したり上昇したり。安定した経営が難しいと感じました。そこで、中古自動車やバイクの輸出業もはじめ、同時に解体したり、スクラップにする業務も行いました。しかし中古車の輸出入は中国で販売ルートを持つバイヤーが増え、国内の8割を占めます。
イザム それは知りませんでした。では、ビジネスをシフトする必要があったのですね。
佐藤 はい。一方、リサイクルについては廃タイヤが大きな難題としてありました。タイヤは現在、チップ加工し製紙工場で燃料にするしか方法がありませんが、数量に限界があり、減産を求められることがしばしば。どの解体業者も困っていました。そこで、銀行に「廃タイヤの中間処理業を始めたい」と相談。すると「まずは毎月、しっかりと売り上げの立つ業種をやってください」と勧められました。

ボイラーの導入で
オニテナガエビの養殖を始動


イザム 現在は建設の解体業者としての規模感もあるそうですね。
佐藤 建設解体業を始めたのが30歳、今年で38歳になりますので、8年目になります。解体業者として宮城県内の業者ランキングでも30位代までランキングされるようになり、このタイミングで新規事業に投資する融資がおりるようになったのです。再構築補助金もあり、これから設備を整える予定です。
イザム タイヤはそもそもリサイクルが難しいものなのですね。
佐藤 はい。ときには製紙会社から10トン単位で削減を求められ、在庫が山をなす状況に陥りました。そこで、このサイクルを自分の手で作り出すことができないかと考え、八戸で世界特許を取得するボイラー会社からCO2排出削減といった観点から優れたボイラーを導入すると決意しました。さらにタイヤの焼却熱を利用し、養殖業を始める計画を立てたのです。着手するのは『オニテナガエビ』。タイに友人がおり好んで食べていた魚介で、おいしさの魅力に加え、脱皮を繰り返した殻を農作物の肥料にできます。私はすべてを循環させたい。わが家は米農家でもあり、食材ロスや日本の食糧問題解決の助けになりたいのです。
イザム 様々な背景があったのですね。

すべてがしりとりで循環
世のために利益を還元したい


イザム 思いのある事業ですね。
佐藤 儲けたいというより、やったら誰かが共感してくれるのではないかなと思いました。もともと私の夢は発電でした。私はバツイチで、母子家庭には共感がある。電気をつくるとそういった家庭にまで大きく還元できるとイメージしたのです。
イザム 関連するものを組みあわせながら、循環を考えているのですね。
佐藤 私の仕事はすべて「しりとり」でできています。繋がるものを関連づけることによって新しい何かが生まれやすくなるという考え方です。スクラップ業をしながら、鉄の買い入れ量を増やし、自動車リサイクルで廃タイヤのリサイクルを行う。建設の解体をはじめると鉄が入手でき利益が上がる。木くず、コンクリートガラ、廃石膏ボードの処分料は年間6千万円を計上しますが、いずれ内製化すると利益が上がり、社員に還元できると考えています。
イザム いつも企画を練っているのですね。
佐藤 実は廃タイヤをパウダーにしたらゴムに戻せないかとの試みの実験もしています。知らないものは学んで理解するように努め、コピーではなくオリジナリティーのあることを考える。社員には常に「私の提案を拒否してもいいけれど、代案を出してほしい」「やれない理由を言うよりも、やれる努力をして失敗してほしい」と伝えており、いろんな方向性で提案してくれます。
イザム 今後の方向性を教えてください。
佐藤 産廃業はきちんと運営すれば利益が出ます。その儲けを世のために使いたい。もっとリサイクル技術に投資して、実験したり実現を重ね、世界を良くしたいです。
イザム こういった取り組みは今後、業界のモデルケースとなりますね。

 

[ Column ]

夢を追いかけてボイラー設備に投資し、養殖業を始めた佐藤代表。一方でプレッシャーとリスクを背負い、「こんなに楽しく仕事をやっているのに、明日、目が覚めなきゃいいな」とも思うそうだ。そんな佐藤代表の最終目標は父の代から親交があるタイの子ども達のために学校を建てることだそうです。

[ Point ]

産廃業からのリサイクル業、中古車販売業、次いで農業、養殖業といった事業をつないで循環型の事業を形成し、社会に還元していきたい。こんな夢を一緒に追う丸良商事の社員は楽しいだろうと思います。足元を固めながら夢を追い、大きく実現させてください。

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有限会社丸良商事
代表取締役 佐藤 智幸
宮城県栗原市高清水大沢20-3
TEL.0228-58-3705
https://maruyoshi-trading.jp

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