株式会社MDS
ITインフラをコンサルティングベンチャー事業への多様な挑戦
独立心旺盛で事業創設
新規事業はe-Sports
吉岡 様々なチャンレンジを行う会社ですが、中心となるのは企業のITインフラを作り上げるサポートですね。
村上 はい。ITシステムに関して関係各所を取りまとめて、調整・決定するコンサルティングが主力事業です。現在もメガバンクの中に、スタッフを十数名派遣し、オフィス移転のサポートをしています。
吉岡 村上さんもエンジニア畑とのことですが、ご経歴を教えてください。
村上 私は、山口県萩出身。前職は大手メーカー系IT企業に勤めていました。その中で、数千人規模の大型移転プロジェクトを経験し、その経験をそのまま事業にしてしまおうと「株式会社MDS」を起業しました。元々、会社のいう事を聞かないタイプで、会社員としては、ダメな人でしたので、自分でやってしまえって感じでした。。
吉岡 ITコンサル以外にも『e-Sports事業』といったユニークな取り組みもなさっていますね。こちらは村上さんの趣味といった部分もあるのでしょうか。
村上 私の趣味という程でもないのですが、子供たちに向けてゲーム大会を開きたい思いがあり、企画を進めています。通常e-Sportsというと特定のゲームに特化して競うものですが、そうではなく、学校で運動会をするかのようなイメージで、家庭のゲーム機を用いたクラスマッチを開こうと準備を進めています。現在は、当社に配信機材類を整えています。
吉岡 ユニークな発想で、将来のニーズも見込めそうですね。
『OYOTSUGIプロジェクト』は
実家の事業継承問題から
吉岡 『OYOTSUGIプロジェクト』というアットホームなネーミングの事業もありますが、これはどういった内容ですか。
村上 私の実家がある山口県で行っている事業です。後継者不在の企業に対して、当社の現地スタッフを派遣しながら業務の改善・改革、他業種とのネットワーク構築などを進めて経営を上向きにするもので、事業継承の新しいカタチを模索しています。
吉岡 事業継承を契機に企業のデジタル化にも一役買う斬新な取り組みですね。
村上 この事業をはじめたのは、もともと私の家業の継承者問題を解決するためでした。私の家は電気店ですが、継承者がいません。人材を送り込むことで、売上を上げ、一部をパーセンテージでいただく仕組みを構築しています。また、観光コンテンツなどに利用できる『ドローン』による空撮の新規事業計画も進めております。
吉岡 ホームページに「ありがとう」と言われる会社。「ありがとう」と言える会社。「良い会社」と呼ばれる会社となる≠ニあります。身近な人の役に立てるようなことを実践されているのですね。
村上 そうですね。大きな資金をかけずに、チャレンジできることを本格的な地点までやりたいというのが私の考えです。
ブランド力を高めて
適材適所主義で成長したい
吉岡 モットーにしていることは何ですか。
村上 私たちは顧客にしっかりとヒアリングし、最良の選択を提案するのが仕事。事業が成長してもフットワークを軽くし、アナログ面においてもお客さまとコミュニケーションできる泥臭い仕事人でありたいです。
吉岡 今後の構想はいかがですか。
村上 まだまだ、新興企業という事もあり、大きな案件は一流企業の看板で委託業務を行う形になっています。自社ブランドで大きな仕事を貰いたいが大きな目標です。ベンチャー事業については、今、始めているところを固めていきます。『OYOTSUGIプロジェクト』をカタチづくりたいですね。今年から、山口県萩市に本格的に拠点を作るので、山口県を勝手にアピールする動画配信や、新店舗構築をリノベーション段階から撮影し、配信するプロモーションを始めています。
吉岡 常日ごろ、スタッフに伝えていることはありますか。
村上 当社はみんな友達口調でフランクな関係です。仲は良い方だと自負しています。伝える事というより普段から世間話に花が咲いています。また、働き方として、各自の得意分野で活躍してもらう適材適所主義で、コミュニケーション上手の方にはコミュニケーションを、データ処理が得意な人にはデータ処理を担ってもらう考え方で進めています。
吉岡 今後の展望を教えてください。
村上 まずは当社のブランド認知を広げるために、さまざまな領域においてチャレンジをしている最中です。今後MDSという名前をあちこちで目にしていただけるように活動します。
吉岡 街中でMDSの名前を見かける日を楽しみにしています。
[ Column ]
株式会社MDSの社名とロゴは、「どのようなジャンルにも進出できるように」と考えられたもの。同社はベンチャー事業のひとつとして、『NFT』というデジタルアートへの代行出展などにも取り組んでいるとのこと。今後はアートや教育、エンターテインメント分野でもMDSの名前が広がっていく。
[ Point ]
コロナ禍を経て、世の中ではリモートワークの普及があるなど、大きくデジタル環境が変化しました。MDSではコロナの影響はほとんどなく、むしろ加速したイメージ。これからITを基盤として派生するニーズはますます増えることが予想されます。将来が楽しみですね。
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株式会社MDS
代表取締役 村上 和幸
東京都豊島区西池袋1-7-8関ビル3F
TEL.03-6914-2310
https://mds-c.com
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