有限会社松建ハウス
釧路の未来を創る建築業
町の活気を取り戻したい

人口減少の町に新たな息吹
温泉事業を手がける構想
藤波 釧路市で新築、リフォーム工事、店舗工事、法人商業施設建物をなさっている企業と伺いました。
松本 創業20年、この釧路市に根付いてきた当社は、「釧路市のために」との思いで日々、建設業に従事しています。
藤波 どういった種類の仕事を多く請け負っているのですか。
松本 現在は一軒家のリフォーム工事が多くを占めます。釧路の人口は現在15万人ですが、私が子どもの頃は24万人もいて、勢いのある土地でした。約30年前には新築建設のラッシュもあり、業界も潤っていましたが、人口減少に伴い、空き家問題も深刻です。30年前の家がメンテナンスの時期を迎えていることや、コロナ禍があけて、新築を建てる費用が高騰しているなどの事情もあり、リフォームの案件が多いのです。
藤波 では、職人も不足していますか。
松本 そうですね。人口減少で仕事は減りますが、一方で職人も減っています。業界内で限られた仕事を奪い合うようになり、以前は考えられなかったことですが、同業者の中には遠方まで牛舎の建築などを請け負う企業も。もし、これから公共工事が減れば、小規模な企業は持ちこたえられないと予想します。
藤波 そんな中、どのような成長の構想をお持ちですか。
松本 当社は、昨年よりも売上が上がっています。だからこそ、今、先を見通してチャレンジすべきと。現在、観光地という目線では経由地になっている釧路に人を集めるべく、資金を集めて温泉事業をしたいと考えています。人が集まれば再び、業界に仕事が生まれます。
藤波 まさに地元への社会貢献ですね。
よろしくお願いします。


[ Column ]
「夏場は過ごしやすいし、釧路の魚は日本で一番うまいですよ」と釧路を熱く語る松本代表。釧路に再び人を呼び込むべく多角的な経営に一歩を踏み出す。もともと同社は20年前にペットショップから始まった企業。ペット用リフォームのブームがあったときに、そこから異業種に参入した経緯がある。現在も冬は除雪作業を請け負い、飲食産業にも参入するなど積極的だ。
[ Point ]
根室や帯広へのアクセスも良く、住みやすい釧路。その釧路を応援する松本代表が、「いつかプロレスを呼びますから、もう一度、釧路を勢いのある町へと盛り上げてください」と仰ってくれました。嬉しいですね。私もそのチャレンジを応援します。
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有限会社松建ハウス
代表取締役 松本 謙
北海道釧路市愛国2-12-1
TEL.0154-37-1133
https://power-dog.biz
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