焼肉八そら(YAKINIKU YASORA)
勝どきで全国の名和牛
魅力を世界に発信したい

その日、日本で一番旨い肉
40年のベテランが目利き
吉岡 知られざる国内の名和牛が堪能できる店とのことで話題です。
向笠 私はお肉が大好きでこの店を作りました。日本の和牛は世界に誇るブランドであり、全国には知られざる和牛があります。例えば、『あおもり倉石牛』や北海道の『美夢牛』などは、神戸牛に引けを取らない味わい。それらにスポットをあて、魅力を伝えたいです。
吉岡 A5といったランクにはこだわっていないそうですが、どういった観点からお肉を仕入れていますか。
向笠 全国の牛肉が集まる日本一の食肉市場『芝浦市場』でその道40年を超えるプロが目利き。ブランド牛も1年ごと、シーズンごとに状態が異なります。ランクではなく、経験値から見たその日の一番にこだわっています。
吉岡 5月にオープンしたばかりですが、大切になさっていることは。
向笠 18歳から18年、多様な飲食店を経験してきました。その中でまずは、ひと組のお客さまに感動を届けることが大切だと感じます。お肉は仕入れだけでなく、調理法や仕込みにも配慮。野菜についても『白いトウモロコシ』や、『大分県産ジャンボステーキしいたけ』を仕入れ、それに湯浅の醤油を添えて提供します。珍しい食体験は記憶に残る。さらに、スタッフが説明を添えることで、よりおいしさが引き立ちます。
吉岡 今後の目標を教えてください。
向笠 年内で地域ナンバーワン。来年と再来年は食べログ百名店。その先は新幹線売り場での駅弁やコンビニ・コラボをしたいです。また、チェーンや異業種展開も含め、当店が発信力を持つことで日本の地方農業を元気にします。
吉岡 素敵な目標ばかりですね。


[ Column ]
「将来、日本の農家がうるおい、地方活性化に繋がるまでやりたい」と、業界全体を俯瞰するような目線を持つ向笠代表。お店で大きなしいたけや白いトウモロコシ、地方の名和牛を味わった世界の子どもたちが成長し、「子どもの頃に感動した日本の食材をこれからのビジネスで利用したいと願う」場面を描き、その仲介役になることを未来に描く。
[ Point ]
関東ではほとんど取り扱いのない『サステナブル和牛』をいただきました。これまでは廃棄されてきた経産牛の魅力を引き出したお肉でぷりぷりの歯ごたえとおいしさにびっくり。他にも上州の加藤牛などおいしい和牛に驚きながら舌鼓を打ちました。
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焼肉八そら(YAKINIKU YASORA)
取締役 社長 向笠 友也
東京都中央区勝どき4-12-4
TEL.03-6910-1519
https://stellafissa428.jp/yasora
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