インタビューマガジン『B.S.TIMES』。国内外のビジネスリーダーや文化人を専属の芸能レポーターが訪問して取材。隔月出版にて、フリーペーパーとWEB、Kindleにてリリースしています。

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55号紹介

幸町耳鼻咽喉科
長岡地域に寄り添う医療進化
日帰り手術、最新検査に対応

世代をつなぐ医療の灯
親子で紡ぐ地域医療


藤波 広々として立派な病院ですね。
佐藤 当院は30年前に私の父が開業したクリニックです。幼い頃は、父の背中を当たり前のようにして見てきたのですが、街中で人に会うと「先生、いつもありがとう」と笑顔で御礼を言われる姿を見て、医師は良い仕事だなと。中高生になると父と同じ耳鼻科医を目指すようになりました。
藤波 2020年のコロナ禍で、院長を引き継いだそうですね。
佐藤 はい。継承を機に院内もリニューアルし、4年目になります。継承後の2年間は、父も週に1度は診療していましたが、現在は引退。ただ、今も同じ建物で暮らしているため、会うと患者さんは安心してくださいます。この町にはご年配の方がたくさん住んでおり、父は地域の方と一緒に年を重ねてきたのです。私もまだ院長となって4年目ですが、独身だった方が結婚し、お子さまを連れていらっしゃる姿を見ると、共に時を刻んでいると感じて感動します。私たちも親子で世代をまたいで訪れやすいクリニックの環境を作っていきたいです。
藤波 継承後の感触はいかがですか。
佐藤 もともと父が地盤を作っていたので、スムーズに継承できたことを感謝しています。開院以来、順調に展開し、皆さまのお役に立てていると実感しています。
藤波 継承して変わった点はありますか。佐藤 医療は日進月歩。若い方に向けた新しい治療は必要だと感じており、改築時に医療器類もアップデートしました。

日帰り手術から
最新アレルギー検査まで


藤波 日帰り手術もできるそうですね。
佐藤 昨年から取り組みました。診療が軌道に乗る中で、新しくお役に立てることを始めたいと思ったのです。地方では日帰り手術を提供するクリニックが少ないのですが、当然ながら需要はあります。私は大学が東京ということもあり、都会との地域差をなくしたい思いもありました。そもそも耳鼻科医は外科医の領域。勤務時代は日々、手術をしてきたので、腕を鈍らせないようにとの目的もあり、局所麻酔でできる範囲の手術に対応しています。
藤波 病院が忙しい時期はいつですか。
佐藤 2〜3月のスギ花粉症の時期ですね。花粉症については、投薬をはじめ治療法も新しいものが色々と出ています。体質を改善する『舌下免疫療法』などもそのひとつ。鼻のつまりを取り除く手術なども含めて選択肢を提案しています。
藤波 患者さんの層は変化しましたか。
佐藤 基本は赤ちゃんからご高齢者まで訪れますが、私が継承したことで、発信の方法も変わり、若い世代が増えました。
藤波 どういった症状が増えていますか。
佐藤 小さなお子様のアレルギーが増えている印象です。まずは、何のアレルギーか検査することが大切ですね。

あたたかい総合力で実現
三世代に愛される医院


藤波 新しい検査法を採用されていると。佐藤 血液を採取せず、指先の血を1滴とるだけでできる検査法を用いていますので気軽に受診してください。
藤波 最新の設備を導入していますが、お父さまの代から大切にしているものは。
佐藤 父が蓄積してくれた知見というものは素晴らしい宝です。それは当院として、最大の財産だと感じています。
藤波 会計などサービス面でも今の時流にあわせた医療を提供されています。日頃からスタッフに伝えていることはありますか。
佐藤 現在、看護師を入れて常勤で5名体制なのですが、みなさん父の代から長く勤めるベテラン陣ばかり。若輩の私が何か言うまでもなく、先回りしてくださり、スタッフの力は当院の自慢。私の医療よりも、スタッフの対応の方が好評です(笑)。
藤波 今後についてお聞かせください。
佐藤 「なくても困らないが、あるといい」というプラスアルファの医療を提供したい。さらに、まだビジョン段階ですが、訪問診療を考えています。やはり、この地域は高齢化が進んでいる。耳鼻科で命に関わる病気は少なく、往診をやっているところ自体もほとんどありませんが、寝たきりの方で「耳垢がつまって気になる」、「嚥下しにくいが、体調が良くないために来院できないない」などの話を聞くたびに、往診を思っています。
藤波 地域の医療者として、今後の夢を教えてください。
佐藤 他にできないことを積極的にやりたいですね。そして、町医者として、お年寄りからお子さままで、私が元気な限りはがんばりたい。世代をこえて長く愛されるクリニックを作ります。
藤波 地域の方も安心ですね。

 

[ Column ]

検査室と診察室が一体化したカタチでリニューアル。手術や検査、診療まで一気に見られるため、誰が何をやっているかスタッフ同士が動作を把握できる。各人がフォローにまわることも含めて、コミュニケーションがとりやすいのが利点だ。別所にはレントゲンやCT室が設置されており、必要に応じて検査・撮影を行う。

[ Point ]

私は長年、無呼吸に悩まされていたので、佐藤院長に相談に乗っていただきました。佐藤院長は無呼吸治療の現状について分かりやすい言葉で説明してくださることに。悩んでいることを思わず相談したくなる院長の話しやすさも魅力ですよね。

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幸町耳鼻咽喉科
院長 佐藤 浩史
新潟県長岡市幸町1-4-3
TEL.0258-37-4111
https://saiwaicho-jibika.net

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