ランガムホール・ジャパン合同会社
海外投資市場の架け橋
ファンド財務のプロを育成

日本経済を盛り上げる
ファンドの管理業務
吉岡 『Langham Hall(ランガムホール)』という世界的なファンド事務代行企業の東京オフィスです。
宮田 当社は2006年にロンドンで設立され、ヨーロッパ、ニューヨーク、香港、シンガポール、深圳といった拠点を持ち、アジアでも信頼を集め、投資家にサービスを提供してきました。そして、この度、私が責任者として日本オフィスを展開することになりました。
吉岡 主にファンドの会計・管理業務をなさっていますが、具体的な内容としてはどういったお仕事でしょうか。
宮田 我々はファンドの事務業務を担う存在で、よく似た職種として会計士がいます。ファンドとは資金を預かって、投資を代行するもので、そこには様々な会計業務が付随する。我々は会計や簿記の知識をもって、記帳や財務諸表作成のみならずファンドの管理全般を行っています。
吉岡 宮田さまは、もともとどういったご経歴なのですか。
宮田 私は17年前、当時は国内でも珍しい同種の業務を担う会社を起業し、7年間経営しました。「ランガムホール」の日本拠点はありませんでしたが、私がやりたかった日本の大型投資家を顧客にするなどその名は徐々に聞こえ始めていました。調べたところ、国内外の著名な資産運用会社との取引も数多く、良いサービスを提供していたのです。直近の7年、私はファンドの運用側で仕事をしており、事務代行業者としてランガムホールの紹介を受け、ひとめぼれのようなカタチで転職を決めました。
吉岡 手ごたえはいかがですか。
宮田 立ち上げ以来、すぐに顧客が付き、幸先の良い流れになりました。日本の未上場株式市場はこれまで国内投資家だけを相手にしてきましたが、最近、海外投資家を入れるチャレンジが増え、やりがいを感じています。
吉岡 小さな会社も海外の投資家を相手にする時代が来たのですね。
宮田 ええ。例えば、妻の実家はおみやげ物屋をやっていますが、家族経営の場合、やはり帳簿に粗さがあります。しかし、それをファンドが整理する。帳簿とビジネスモデルが良いと、海外からの買い手も検討し、その延長線上で事業承継もお手伝いできます。
吉岡 低迷する日本経済の起爆剤になりますね。今後はどういう方向を。
宮田 国内に同業者は少なく、我々にはビジネスチャンスがあります。まずはこういった運用の事務業務に興味がある若者の採用に力を入れ、プロフェッショナルのチームを組織。そして、私たちが次に目指すところは当然、海外式での投資市場を国内にもたらすこと。日本の企業に資金が流入されることで、様々なチャンスをお手伝いしたい。
吉岡 将来の展開が楽しみです。


[ Point ]
事務代行を世界で展開する日本の同業者は7社のみ。そのうち多くは10名程度の構成人数で賄われているそうです。一方で、国内ファンドを対象とする同業者も限られ、従事する人数は200人に満たないとか!
プロフェッショナルの需要は増える一方で、将来性のある職種です。
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ランガムホール・ジャパン合同会社
日本代表 宮田 忍
東京都中央区日本橋1-13-1
日鉄日本橋ビル3階WAW日本橋
TEL.03-4333-3151
https://langhamhall.com/ja/tokyo
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