インタビューマガジン『B.S.TIMES』。国内外のビジネスリーダーや文化人を専属の芸能レポーターが訪問して取材。隔月出版にて、フリーペーパーとWEB、Kindleにてリリースしています。

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57号紹介

株式会社小彌太
江戸から続く染めの技術
選挙用品から郷土芸能まで

花巻『小彌太』の挑戦
街の郷土芸能を守る


イザム 天明元年(1781年)創業という江戸から続く老舗企業です。現在は非常に幅広い事業をなさっていると。
弘樹 江戸から続く染めと近代的なプリント事業を軸にして展開してきました。日の丸の旗もよく作っています。事業としては選挙道具が主体。私の祖父は町議や市議を勤めた人物で、ある日、選挙運動用の腕章を目にとめ、「これはうちでもできる」と始めたのです。現在では、候補者が選挙運動で使用する選挙用品なども製造し、全国一位の生産量を誇るようになりました。
イザム 全国一位はスゴイですね。郷土芸能の衣装も手掛けていると。
雄太 郷土芸能『鹿踊り』に用いる道具を作るようになりました。染め物にはじまり、鹿や獅子をかたどった頭まで。『鹿踊り』に必要なあらゆる道具は、作り手が不足し、継承の危機にあります。当初、頭は彫刻機の導入を模索したのですが、あまりに高額。結果として、『3Dプリンター』を導入しました。そして、まさに今日、納品に至ったのは『鹿踊り』に使う『ゴムわらじ』です。既存の事業とはまったく異なる分野でしたが、担当者が靴屋で修業し、完成させました。
イザム お二人はこの歴史あるのれんをそれぞれの工夫で守ってきたのですね。
弘樹 二人とも子どもの頃は継ぎたくないと思ってきましたが、大人になるにつれのれんの価値を理解しました。私は大手の印刷会社に勤めた後に継承。今は、しっかりしたカタチで、次世代につなぐことを目指して経営しています。
雄太 私は10代目を担うべく、経営コンサルの会社に入って修業。そのとき、「お客様の方向を向く経営」を学び、当社の方針に反映させてきました。今後の目標は、祖父の夢だった「花巻まつりに神輿を出すこと」「社内に鹿踊部を作り、さらに街を盛り上げていくこと」です。
イザム 今後の花巻市になくてはならない企業として活躍してください。

 

[ Point ]

 実は、うちの実家は印刷所だったので、工場を見せていただき、懐かしい気持ちになりました。『3Dプリンター』については、はじめて動いているのを拝見して、その精巧さにびっくり。ひとつの形状を作るのに、10時間といった長い時間をかけるそうです。今日は貴重な経験をありがとうございます。

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株式会社小彌太
代表取締役社長 小瀬川 弘樹
営業部部長 小瀬川 雄太
岩手県花巻市愛宕町3-12
TEL.0198-22-3066
http://www.koyata.co.jp

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