一般社団法人 音あそびラボ
そして再び音の世界で
誰かの居場所をつくる!

挫折と転機を乗り越えて
夫婦で奏でる音楽の物語
吉岡 音楽で繋がる、楽しいイベントを企画するご夫妻ですね。
大輔 私たちは音楽を通じて、誰かの居場所をつくる≠アとをしたいとの思いから、地域を中心に活動しています。
由紀 「音であそぼ、であお、つながろ」が合言葉。これまで、学校や地域の施設などで、人とのつながりを生む『音あそび小屋』や誰でも舞台にあがって挑戦できる『みんなとつくるコンサート』といった参加型の音楽会を開いてきました。
吉岡 大輔さんは異色の経歴をお持ちとお伺いしました。
大輔 私はかつてプロの演奏家としてギターを弾いていましたが、演奏生活がたたって手を痛めました。その後、子どもが好きだったことから、保育士の資格を取得し、児童館で働くことに。そこで様々な境遇に置かれる子どもたちを支援するうちに、子どもに豊かな居場所が必要との思いが募り、もともと興味のあった「家」に関心を持ったのです。
吉岡 それで注文住宅の会社に就職を。
大輔 はい。自身も蓄えて、家庭を築こうとの考えもありました。しかし、そこで私は家以外の案件も多く担当するように。夢や希望を持って事業を起こす方々との出会いにより、私も「自分の持つもので人を笑顔にしたい」と思いはじめました。私の手は日常生活に問題があるほどでしたが、身体の使い方に一から向き合いなおしてリハビリを行い、弦の柔らかいウクレレから弾き始めたのです。
吉岡 そこで再び音楽の道へ戻り、子どもたちの音楽講師をしている由紀さんとの活動にも繋がったのですね。
由紀 これまでの彼の挑戦はバラバラなものだと感じてきました。しかし、彼と今、音楽で人との繋がりを生むという活動をしていると、すべてが一本の道へと繋がっていたのだと思えます。
大輔 今後も居場所を必要とする人のために活動していきたいです。
吉岡 お二人の未来が楽しみです!


[ Point ]
これまでのイベントについて「人の求めてくれることに応えてきました」と話すご夫妻。その求められることとは、大きなところで「居場所づくり」ということなのでしょうね。お二人とも終始、楽しそうで穏やかな笑顔が印象的。音楽会も二人の包容力に包まれる優しい体験なのでしょうね。
■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■
一般社団法人 音あそびラボ
代表理事 木下 大輔(音あそび虫♂)
理事 木下 由紀 (音あそび虫♀)
埼玉県三郷市泉1-19-19
TEL.070-4466-3062
https://otoasobilabo.com
■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■

