文京学院大学大学院 経営学研究科
コンテンツマネージメント・客員教授
創造性と稼ぐ力がテーマ
学生とエンタメ産業創業

対話とピンチが生み出す
世代を超えたクリエイト
手塚 文京学院大学 大学院の経営学研究科で教鞭をとっておられますね。
田中 20代からテレビ番組のディレクターを担当。プロデューサーとして舞台や映画制作業を経て、現在は、サラリーマン、中小企業2社の経営者といった2つの顔をもって仕事をしています。この春から大学教授に就任し、投資して回収する『コンテンツ・マネージメント研究』の領域を教えています。学生と共にスタートアップできる環境を作り、ビジネスを創出する場にしたいと考えています。
手塚 教育の現場にビジネスや共創の視点を取り入れておられますが、そこにはどんな想いや狙いがあるのでしょうか?
田中 私は人を集めてカタチにするタイプのプロデューサーでした。そこで感じていたことが、集団から自然発生的に誕生する「共創活動」でした。だからAIには代替できない個性と個性の繋がりから新しいビジネスの創造を目指し、学生と大学で交流を通して実現していこうと考えています。私自身経営者でありサラリーマンであることでそれぞれの立場の違いなどを教えることで、実践の場が大学院になればいいと考えています。コンテンツ領域の研究のなかで作品制作があり、その過程の中で、学生の得意領域を発見、その領域を深堀りしてビジネス化にむけて支援し実現していければ素敵なことだと思います。
私はインドネシアの企業と電子コミックのJV企業を設立。そして、文化人のマネージメントを軸に、IPプロデュースをして、「ひとり社長」として色々な方々と連携し仕事にしています。今の若い世代も、その感覚を身に付けてほしい。たとえば私が資本を出す、その資本金が底をつき、追いつめられた中で、なんとかお金をつくることが必要になる、どうやったら売上をつくることができるか本気で考える。組織の中で評価を求めるのではなく、自分の足で稼ぐ経験が大切だと考えています。
手塚 今後の構想はありますか。
田中 学生起業の体験から学ぶ本を出版したいと考えています。
手塚 今後の活動に期待しています。


[ Point ]
今の時代はハラスメントがあり、コミュニケーションがなかなかとれない難しい感覚があります。でも、本来、人と人とはそういうことではないですよね。若い人たちと触れ合って今の考え方を聞いたり、こちらの思っていることを伝えたりして、コミュニケーションをはかるのはとても大切です。
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文京学院大学大学院 経営学研究科
コンテンツマネージメント・客員教授
客員教授 田中 誠
学生団体Student Freepaper Awardsの活動
フリーペーパーイベントにアドバイザーとして参加
https://sfa-awards.com
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