インタビューマガジン『B.S.TIMES』。国内外のビジネスリーダーや文化人を専属の芸能レポーターが訪問して取材。隔月出版にて、フリーペーパーとWEB、Kindleにてリリースしています。

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62号紹介

伊東温泉 ホテル暖香園
全てのお客様を笑顔に
伊東温泉で世代を超え受け継ぐ

女性三人で切り盛りする
地元に根付いた老舗旅館


イザム 伊東には祖父母の別荘があり、毎年夏に家族と訪れていました。懐かしいな。こちらは初めてなのですが、明治22年から続く旅館だそうですね。
北岡 はい、今は春に亡くなった父(先代社長)の後を母と姉と私で引き継いでおります。今までは父に頼る部分が大きかったので毎日悩んだり楽しんだりしながら切り盛りしています。
イザム 突然の継承だったのですね。もともと、外で働かれていたご経験もあるのですか。
北岡 高校卒業後、東京のホテル専門学校に通い、その頃に県外で研修を受けました。卒業後は「知らない土地で働いてみたい」という気持ちもあったのですが、結局は伊東に戻り、そのまま家業に入りました。現在は、教育委員会の活動や、父から引き継いだロータリークラブにも参加しています。
イザム 私の記憶では、昔の商店街はとてもにぎやかでしたが、今は閉まっているお店も増えた印象があります。
北岡 はい、人通りは確かに減りました。ただ最近は、外から若い方が移り住んで、お店を始めてくださるケースもあり、少しずつですが街の空気が戻ってきている感覚もあります。
イザム 伊東の魅力に惹かれて、住む人も増えているのですね。

多様な客層への対応と
柔軟な受け入れ体制


イザム 本館は会議場やプールもあり、部屋数も多くて団体利用ができる。一方で、静かに過ごせる離れもある。ご家族連れからカップル、団体まで、幅広く対応できるのが強みですね。
北岡 先代の父からは、「伊東温泉に来たい、当館に泊まりたいと思ってくださるお客さまは、できる限り受け入れなさい」と言われてきました。時代が変わっても、旅を通じて、その方やご家族の中に思い出や物語が積み重なっていくことは変わりません。そこを何より大切にしたいと思っています。
イザム 本当に、どなたでもウェルカムという姿勢ですね。お食事にもこだわりを感じます。
北岡 夕食は、基本的にお一人ずつ和食会席をご用意しています。のんびりした伊東温泉で、ゆっくりとした時間でお過ごしいただき、お食事時間も、旅の会話を楽しみながら召し上がっていただきたいです。時季によっては修学旅行で宿泊される学生様の中には、「茶碗蒸しを初めて食べた」という子もいました。こうした体験は、旅館として残していきたい文化ですね。
イザム まさに、日本旅館ならではの食文化体験と言えますね。
北岡 とはいえ、かたくなりすぎないよう、洋食を一品取り入れることもあります。外国からの団体のお客さまは、みんなで一緒に食事をする時間がとても楽しいようで、添乗員さんに教わりながら、全員そろって「いただきます」と声を合わせています。
イザム 次の世代は、どう考えていますか。
北岡 私には子どもがいませんし、姉の息子たちはまだ中学生です。だからこそ、将来は自由に選んでほしいと考えています。旅館をどう残すのか、どんな形があるのか、まずは選択肢を探している段階です。

お客さまを笑顔にするには
従業員の安心から


イザム 伝統を守りつつ、時代に合わせて変えることも必要ですね。
北岡 はい。かつて団体客が多く、大勢の従業員がいた頃の体制が今も残っています。人手が少なくなる中で、設備も含め、どんな仕組みが合うのか模索しているところです。
イザム 旅館では、スタッフの構成にも変化がありますか。
北岡 外国人スタッフを10名雇用しています。半年、一年と働くうちに伊東を好きになり、家族を呼び寄せたり、結婚して家庭を持つ人もいます。ここで安心して暮らしてくれるのは、本当にうれしいですね。国籍に関係なく、向上心を持って努力する人には、役職も任せるようにしています。
イザム まずは働く側が笑顔でいられることが大切ですね。
北岡 そう思います。お客さまは、楽しい気持ちや笑顔を求めて伊東温泉にいらっしゃいます。だからこそ、迎える私たちが笑っていられる環境でなければいけない。旅館だけでなく、「伊東」という地域全体が、もっと活気のある街になればいいですね。
イザム お話を伺っていて、「どんなお客さまでもウェルカム」という言葉は、泊まる人だけでなく、働く人、暮らす人すべてに向けられているのだと感じました。『暖香園』さんは、宿でありながら、伊東という街そのものをあたたかく包み込む存在ですね。

 

[ Column ]

近くには、昭和46年に開業したウッドレーンや手書きスコアが今も残る昭和レトロな空間が広がる直営ボウリング場「ダンコーエンボウル」がある。浴衣姿の宿泊客にはモンペの貸し出しもあり、温泉街らしい遊び心を感じられる。格式ばらず、肩の力を抜いて楽しめる雰囲気も、『暖香園』ならではの魅力で、旅の思い出に残る体験になる。

[ Point ]

街中にありながら、「離れ」は人や車の往来が多い通りから一歩奥まった場所にあり、驚くほど静か。大切な人と語らう時間にも、一人で心を整える滞在にも向いています。伊東温泉のやさしさと落ち着きを、じっくり味わえる空間だと感じました。季節を変えて訪れたい宿です。

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伊東温泉 ホテル暖香園
代表取締役 北岡 ゆうこ
静岡県伊東市竹内1-3-6
TEL.0557-37-0011
https://www.dankoen.com

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