株式会社シーナリー
琴平から描く美しい景色を
次世代にビジネスでつなぐ

BTS型不動産で初期投資軽減
地域にスタートアップ拠点を
藤波 香川で、工場・倉庫・店舗をオーダーメイドで建設し、賃貸として提供するBTS型不動産事業を立ち上げられました。まず氏家代表のご経歴を教えてください。
氏家 私は電気事業での勤務を経て、3年前から事業承継を見据えて両親の経営する総合技建コンサルタントに入社。公共インフラの計画・調査・設計事業における経営に参画しました。一方で、前職での約10年の経験を生かし、社内に発電所や変電所向けの電気事業部を立ち上げました。
藤波 そこから、なぜ新たに『シーナリー』を起業されたのですか。
氏家 電気事業は工場が不可欠ですが、拠点の確保は資金面も手続き面も大きな負担になります。理想の設備を借りるのは難しく、一から整えるのはさらに大変。拠点を確保できずに事業を始められない人がいるのではないか、と考えました。初期投資を抑えた形でスタートできる仕組みをつくりたかったのです。
藤波 確かに簡単ではなさそうですね。
氏家 まず土地を借りられるか、農地転用や開発申請など、越えるべきハードルが多い。そこで、私が建築会社との間に入り、お客様の要望をくみ取りながら、設備を含めて一体で調整します。すべてが固まった段階で賃料を決める仕組みです。
藤波 一般的な不動産とは違いますね。
氏家 10年程度の長期賃貸を基本にしています。普通の不動産は「貸して終わり」ですが、事業を始める側には不安がつきもの。貸した後も寄り添い、一緒に成長していくイメージです。事業が成功すれば買い取りも可能で、うまくいかなかった場合はリフォームして再活用する選択肢もあります。
藤波 御社のリスクも大きいのでは。
氏家 正直、この事業への挑戦には、周囲からの反対もありました。ただ、私は好奇心旺盛で、毎日新しいことを知るのが楽しい。何より生まれ育った琴平の自然や景観を壊さずに発展させたいという思いがあります。ここに魅力ある会社を増やし、若者が選べる環境をつくりたい。着実にステップアップしながら、この事業を成し遂げたいです。
藤波 故郷を思う気持ちからのチャレンジを応援しています。

[ Point ]
社名の「シーナリー」は、景色や景観を意味する言葉から名付けられたそう。人口減少や祭りの衰退など、変わりゆく街の風景を見て、「なるべく壊さずに発展させたい」という思いがある。氏家代表の言葉の端々から、故郷への強い愛着が感じられた。
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株式会社シーナリー
代表取締役 氏家 総一郎
香川県仲多度郡琴平町
TEL.090-5713-3206
https://www.sceneryinc.co.jp
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