インタビューマガジン『B.S.TIMES』。国内外のビジネスリーダーや文化人を専属の芸能レポーターが訪問して取材。隔月出版にて、フリーペーパーとWEB、Kindleにてリリースしています。

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63号紹介

株式会社NBSマネジメント
テクノロジーを活用し海外進出
清掃・伝統建具・福祉の多角経営

デジタル化の脅威から起業
清掃業でテクノロジー導入


及川 設立10期目と聞きました。まずは、どのような会社なのか教えてください。
武田 基本的には商業施設や店舗などの夜間清掃、特に大型空調や厨房などの専門的なメンテナンスを行っています。清掃業にとどまらず、「次世代(Next)のビジネス(Business)とサービス(Service)を創出したい」という思いから、頭文字を取って『NBSマネジメント』という社名にしました。
及川 元々は全く別の業界にいたのですね。
武田 はい。17歳で上京し、独学でデザインソフトを習得して、フリーランスでCDジャケットや電車のステッカー広告の制作をしていました。しかし、デジタル化の波に将来への危機感を覚え、自身の夜型の生活にも合う夜間清掃の仕事に関わるようになりました。
及川 その後、起業をされたのでしょうか。
武田 38歳の時に所属していた会社の経営が悪化してしまい、勤め先を引き継ぐ話もあったのですが、やるならしがらみに縛られない形で挑戦したいと思ったのです。経営は初めてでしたが、現場で働きながら2カ月で決意し、会社を設立しました。
及川 得意先から表彰も受けられたと。
武田 はい。清掃業界は40〜50年ほど基本スタイルが変わっておらず、私は以前からその古い体質に疑問を持っていました。そこで、清掃工程を分析し、アメリカ製のケミカル剤を導入するなど工夫を重ねた結果、汚れにくさを高めながら、数千万円単位のコスト削減につながる方法を見出しました。
及川 その後も、業界の常識を変える取り組みを続けてこられたのですね。
武田 危険な高所の清掃にドローンを活用したり、AI搭載の清掃ロボットを現場に導入したり、テクノロジーと人が共存できる環境を整えています。業界の古いイメージを払拭しながら、新しい風を吹き込みたいとの考えです。

海賊の末裔とブランディング
伝統建具の海外進出


及川 長い歴史を持つご実家の建具店とも経営統合されたと伺いました。
武田 私のルーツである広島県尾道市で、終戦の一年前に生まれた父が立ち上げた事業です。現在は弟が職人として働いています。この仕事をしっかりブランディングし、海外展開できないかと考えたのです。ある日、家系図や家紋を調べたところ、私たちが瀬戸内海で活躍した戦国武将の末裔であることが分かってきました。
及川 その背景は海外の方に響きそうです。
武田 この歴史的なストーリーと、職人が一枚の木から加工して作る一生ものの和風家具や仏壇といった伝統技術を組み合わせ、本当に価値のあるフルオーダーメイド製品として海外に発信していく構想です。
及川 素晴らしいですね。ただ、海外展開となると、採寸やデザインのやり取りはどのように工夫されているのですか。
武田 独自のアプリを使い、写真を撮るだけで寸法が分かるようにしています。さらに、デジタル上でデザインを当てはめて完成イメージを共有できる仕組みも整えています。これによって、日本文化に興味を持つ世界中の幅広い方々に、本当に価値のある製品を確実に届けることができます。

多彩な経歴が人材を育て
福祉・音楽事業にも発展


及川 働き方や人材育成についても独自のお考えがあるそうですね。
武田 社員からアルバイトまで多様な人材がいますが、一方的に考えを押し付けるのではなく、一人ひとりの個性や適性を見極めて寄り添うことを大前提にしています。また、複数の分野で活躍するスラッシュキャリア≠推奨しており、アルバイトから執行役員に抜擢した女性スタッフには、YouTuberとしての活動や商談なども任せているんですよ。
及川 一つの枠にとらわれないのですね。武田社長ご自身の多彩な生き方が、そうした柔軟な対応や発想につながっているのでしょうか。
武田 そうかもしれません。私は元々音楽が好きで、本気で音楽をやるために高校を中退して単身で上京したことがあります。バンド活動である賞を受賞し経験も。しかし、当時は事情が重なって音楽制作を一度休止しましたが、将来的には音楽制作事業として、音楽を再開したいという夢もあります。
及川 最後に、今後の展望をお願いします。
武田 福祉事業について、ただ入所するだけではなく、気の合う仲間同士でシェアハウスのように集まり、最期まで心を通わせて過ごせるような新しい形を模索しています。
及川 清掃業から建具、そして福祉まで。テクノロジーを活用しながら多分野に挑戦を続ける武田社長の姿勢に、大きな可能性を感じました。これからの展開にも期待しています。

 

[ Column ]

本格的に音楽を志し、17歳で単身上京した武田代表。母の死をきっかけに長く音楽活動を休止していたが、そのつらい経験が「目の前のことに踏ん張れるようになった」という強い覚悟につながったという。一度手放した夢の続きを、いつか再び形にしたいと語るまっすぐな思いが、現在の力強く、アイデア豊富な経営の原動力になっている。

[ Point ]

かつてデザイン業でデジタル化の波に危機感を覚えた経験が、清掃業でのAIロボット導入や、建具の採寸アプリといった現在の事業にもつながっていることに驚かされた。これまでの多彩な経験が一本の線で結ばれ、革新的な事業展開へと結実している点が印象的でした。

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株式会社NBSマネジメント
代表取締役 武田 康介
東京都豊島区東池袋2-20-9 OSサンプラザビル2F
Mail. contact@nbsm.co.jp
https://nbsm.co.jp

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