ノマズライフ株式会社
特許技術で挑む熱中症対策!
命を守る先進の冷却ウェア誕生

3年の試行錯誤を経て完成
熱を吸い込みすぎない構造
亀井 画期的な熱中症対策ウェアについて伺います。開発のきっかけは何だったのでしょうか。
石井 アウトドアブランド『Mr. Nomads』として、キャンプ用品の企画・開発を行う中で、近年の記録的な猛暑から命を守る製品の必要性を痛感したのが始まりです。3年前から中国の提携工場と密に連携しながら、日本の厳しい品質基準でデザインを行い、何度も試作を繰り返してきました。
亀井 試行錯誤の過程で特許も取得されたと。
石井 はい。従来の保冷剤などは急激に冷やしすぎて結露したり、すぐに効果が薄れるのが欠点でした。そこで弊社は、体との接触面を最小限にする「多段階の段構造」を開発し、特許を取得。これにより、熱を一気に吸い込みすぎず、冷たさを一定に保つことが可能になりました。
亀井 一度に冷やしすぎないことが、持続の秘訣なのですね。
石井 その通りです。さらに背面の高性能断熱シートが直射日光や外気の熱を遮断し、冷却効率を最大化しています。この相乗効果により、28度設定で最長5時間という長時間の持続を実現しました。冷凍庫だけでなく、冷蔵庫やクーラーボックスでも2時間程度で再冷却できるメンテナンス性の良さも自慢です。
現場の声に応えた多用途
無音の冷却が現場を変える
亀井 従来の熱中症対策といえばファン付きウェアですが、それとは何が違うのでしょうか。
石井 ファン付きは外気を取り込むため、気温が体温を超えると熱風が循環してしまい、かえって危険な場合があります。また、騒音の問題もありました。弊社のベストは無音ですので、展示会では「音がしないならスポーツ中継や静かな現場で使える」とテレビ局の方からも評価されましたね。
亀井 場所を選ばず使用できます。
石井 現在は工事現場の作業員の方やバイクの教習所、厨房や洗濯工場といった、エアコンのない高温環境での利用が急速に広がっています。耐久性の高い『TPU素材』を採用しており、汚れた時にはシャワーで簡単に洗えるため、衛生面が重視される食品現場でも安心です。
亀井 働く人の負担をいかに減らすか、という視点が徹底されていますね。
石井 実は、ビジネスシーンでの利便性も追求しています。最近はリュックで通勤する方が増えていますが、背中のムレは大きな悩みです。そこで、リュックの一部に装着可能な専用の冷却パーツも開発しました。手軽に装着できて重さも感じにくく、汗をかきやすい部分だけを取り外して洗える構造が好評です。
亀井 外回りの営業職にも重宝されそうです。
石井 他にもお子さんの通学時やアウトドアなど、ターゲットは多岐にわたります。4月29日からは大丸東京店「明日見世」で出品、実際に製品の軽さやひんやり感を体験していただく機会を増やしていきます。
愛犬と介護の現場を守る
世界へ広がる冷却技術
亀井 今回は「ペット用」の製品展開も非常に注目されていますね。
石井 犬は人間よりも体温調節が難しく、夏の外出は命に関わります。ペット用ウェアも人間用と同じように2段階構造の特許技術を採用しており、毛の上から装着しても確実に冷却効果を肌へ伝えられる設計にしました。現在は中型犬用が中心ですが、延長ベルトの活用や小型犬・大型犬用のサイズ展開も鋭意進めているところです。
亀井 ペットも家族の一員ですから、この配慮は嬉しいですね。
石井 ありがとうございます。今後はこの技術を医療や介護の分野にも応用していきたいと考えています。実は私自身、ヘルパー2級を取得しており、介護現場を経験してきたのですが、寝たきりの方の熱中症対策は非常に深刻な課題です。通気性と持続性を両立した弊社の構造なら、ベッドマットなどへの転用も可能だと確信しています。
亀井 最後に展望をお聞かせください。
石井 国内だけでなく、米国や台湾など海外市場への展開も進行中です。現在の持続時間は3時間から5時間ですが、将来的には10時間以上持続する製品の開発を目指すなど、技術改良にチャレンジしています。冷やす≠ニいう技術で、世界中の人々とペットが夏を健やかに過ごせる社会を作っていきたいです。
亀井 今後の発展が楽しみです。

[ Column ]
独自の配合設計により、使用環境に適した温度帯での快適性を維持する「PCM素材」を使用。用途に応じて、最適な「溶けない温度」を維持することが可能だ。また、汚れに強い「TPU素材」は耐久性にも優れ、破損がない限り数シーズン使用できるため、非常にコストパフォーマンスが高く、経済性にも優れているのが特徴である。
[ Point ]
実際にベストを着用してみて、その「優しい冷たさ」に驚きました。重さのバランスも考慮されており、長時間着用しても疲れません。ペット用からビジネス、介護まで、一つの技術がこれほどまでに多様な場面での「困りごと」を解決し、社会課題に向き合う姿に感動しました。
■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■
ノマズライフ株式会社
代表取締役社長 石井 信良
東京都新宿区北新宿4-1-4-3F
TEL.03-5937-1958
https://www.gsk-global.com
https://www.nomadsstyle.com
■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■〓■




















