札幌西レディースクリニック
行政から地域医療の現場へ
命の誕生を支えるために!

官僚の限界を知り方向転換
リスクに負けず未来を紡ぐ
藤波 馬場院長は厚生労働省で国会対応などの医療行政を経験された後、臨床の最前線へ復帰し、現在は札幌でお産を支えていらっしゃいます。異色のキャリアですが、その背景には、どのような想いがあったのでしょうか。
馬場 行政の仕事は国策に関わるというやりがいがありました。しかし、国会答弁に奔走する日々の中で、「医師として真に尽くすべきは目の前の命に向き合うことではないか」という思いが強くなりました。産婦人科医療は、医学が進歩しても百パーセントの制御は不可能な領域です。AIやロボットには代替できない、不確実で尊い命の現場にこそ自分の使命がある。そんな風に考えて、臨床への復帰を決めました。
藤波 産科医療は高いリスクを伴う一方、大きな喜びを共有できる場でもありますね。開院から約2年が経過した今、地域での手応えはいかがですか。
馬場 当院ではリピートの患者さまやお子さま連れの来院が増えており、地域との信頼関係が形成されつつある手応えと、喜びの輪が広がっている実感があります。そんな中、医師は監督であり、スタッフが働きやすい環境を整えることがケアの質向上に直結します。半年前に導入した無痛分娩も、痛みを軽減し産後の回復を早めることで、患者さまの確かな安心感に繋がっていると自負しています。
藤波 少子化や経営面の厳しさ、医師不足、手術スキルの継承など、現代の産科医療が直面する社会課題は極めて深刻です。
馬場 若者のライフスタイル変化や経済的壁、保険適用の問題など、医療体制の維持は容易ではありません。高収入を謳う美容外科との格差や、地方の医師不足も根深い問題です。しかし、女性の社会進出を支え、命を迎える産婦人科の社会的責任は不変です。私は今も年間の半分は自身が診療を担当し、患者さんからスタッフまで負担の少ない医療を追求し、限られた資源を活かした笑顔あふれる環境づくりに注力しています。厳しい時代だからこそ、地域医療を守る使命感を持って挑み続ける覚悟です。
藤波 行政と現場の双方を知る院長の、命の土台を支える決意と思想に触れ、深く感銘を受けました。本日はありがとうございました。

[ Point ]
行政と現場、両方の視点で奮闘する馬場院長。少子化が進む今の時代だからこそ、命と真正面から向き合い、技術を次につなぎ、患者さんに寄り添い続ける姿に胸を打たれました。地域医療の未来に希望を感じさせてくれる存在です。
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札幌西レディースクリニック
理事長・院長 馬場 征一
北海道札幌市西区西町北11丁目1番5号
TEL.011-661-3535
https://nishiladies.com
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