ONE WIND JAPAN株式会社
湘南から世界へ吹き抜ける新風
海外相場が拓く買取の新機軸

20年の経験が導いた独立
故郷の地で刻む新たな一歩
吉岡 新宿という同業者もひしめき合う日本屈指の激戦区で20年ものキャリアを積まれた蜻纒\が、あえてこの湘南の地で独立を選ばれた理由をお聞かせください。
私は大学卒業後の就職活動でこの業界に縁があり入社しました。当初はブランド品に特段の興味はありませんでしたが、日々の業務で多くの品々に触れるうちに、その造形美や資産としての価値に魅了され、気づけば人生を捧げていたのです。前職では買取店や小売店の現場から、海外輸出の統括まで幅広く担当してきました。日本の中古品は世界で「ジャパニーズ・クオリティ」として極めて高く評価されており、その信頼の懸け橋となるべく、今年2月に独立いたしました。
吉岡 地元である茅ヶ崎を拠点に選んだのはどういった理由ですか。
独立を考えた際、頭に浮かんだのはやはり愛する故郷の風景でした。都会の喧騒の中でのビジネスも経験しましたが、自分自身が納得できる仕事を追求するなら、この潮風を感じるサザンビーチの前から世界へ挑みたいと考えたのです。3月にオープンしたばかりのスタートアップですが、信頼できる地元の後輩を社員に迎え、家族のような強い絆で運営しています。大切な資産を扱うからこそ、関わる人間の信頼性が何よりの資本。技術や相場観といったスキル面はもちろんですが、誠実さを信条とした組織でありたいと考えています。
海外相場に直結した買取力
日本製品の信頼を世界へ
吉岡 御社の強みは、「海外相場」での高値買取にあると伺いました。
ロレックス等の高級時計やブランドバッグを、アメリカや香港、中東など世界200社以上の取引先へ直接輸出しています。円安の影響もあり、海外での需要は極めて高い状態。一方、日本人は国民性としてモノを大切に扱うため、中古市場に流通する商品の品質が他国に比べて格段に良いのです。当社はこうした「日本ブランド」への信頼を背景に、新宿や大阪といった大都市圏の相場を上回る価格を、この湘南エリアで提示できる自負があります。
吉岡 海外取引にはリスクも伴いますね。
海外のフェアでは、一歩会場の外に出れば強盗や盗難のリスクが隣り合わせという過酷な現実があります。実際にライフルを突きつけられて商品を強奪されたという同業者の話も耳にします。私は十数年にわたり自ら現地へ足を運び続け、どのエリアにリスクがあるか、移動手段はどうすべきかといったリスク管理を徹底的に学び、経験値を積み上げてきました。保険の活用も不可欠ですが、何より大切なのは現地の担当者と「フェイス・トゥ・フェイス(対面)」で築き上げた信頼関係です。
吉岡 単なるビジネスを超えた、人対人の絆が基盤にあるのですね。
特にアンティーク時計などは、わずかなメンテナンスの差で価値が大きく変動します。適切な部品調達や修理体制を整え、資産としての価値を最大化する。そこに私たちの専門性があります。世界情勢や為替の動きを機敏に読み、攻める時は迅速に行動し、守る時は冷静に判断する。この圧倒的なスピード感と海外パイプの太さこそが、他社には真似できない当社の競争力だと確信しております。
思いに寄り添う丁寧な査定
地域に密着し更なる多角化
吉岡 遺品整理などの際、蜻纒\が大切にされている姿勢とは。
以前、お客様のお父様の遺品のロレックスを査定した際、1000万円を超える価値をお伝えしたことがありました。当時の定価を知る息子さんは驚愕し、お父様の先見の明に涙を流して喜ばれました。その姿を目の当たりにし、私ももらい泣きしそうになるほど胸が熱くなりました。品物には持ち主のストーリーがあり、金銭的価値以上の重みがあります。その思い出を尊重し、正確な目利きで真の価値を伝える役割を担いたい。お客様が「すっきりした、ありがとう」と笑顔で店を後にされる時、この仕事の真の意義を感じます。
吉岡 今後の展望についてお聞かせください。
まずは湘南エリアでの店舗展開を加速させたい。地元の企業としてフットワークの軽さを活かし、都心の会社にはできないスピード感で地域社会に貢献したいですね。将来的には時計やバッグだけでなく、アパレル分野などへの事業多角化も視野に入れています。
吉岡 社名の「ワンウィンド(一風)」には、かつての恩義と新しい風という意味が込められているそうですね。
前職の社名から一字をいただき、過去への敬意を忘れず、新しい時代を切り拓く覚悟を込めました。この湘南から世界に向けて大きな風を吹かせる決意です。
吉岡 躍進を期待しています。

[ Column ]
同社が掲げる「現場主義」は、単なるスローガンではない。蜻纒\自ら世界各国を飛び回り、現地の経済状況やトレンドを定点観測することで、為替変動や国際情勢に左右されない強固なビジネスモデルを確立した。特にアメリカ市場の動向を注視し、トランプ政権下の経済拡大期にも柔軟に対応した実績が今の自信を支えている。
[ Point ]
蜻纒\の語り口からは、長年荒波をくぐり抜けてきたプロの矜持と、地元への深い愛着が伝わってきました。単に利益を追うのではなく、社員を家族と呼び、顧客の思い出を大切にする。その「情熱」と「誠実さ」こそが、世界を相手にするビジネスには不可欠なのだと確信しました。
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ONE WIND JAPAN株式会社
CEO 幸宏
神奈川県茅ケ崎市中海岸4-12986 サザンビーチヒルズ2F
TEL.080-3421-7340
https://www.onewind.jp
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