インタビューマガジン『B.S.TIMES』。国内外のビジネスリーダーや文化人を専属の芸能レポーターが訪問して取材。隔月出版にて、フリーペーパーとWEB、Kindleにてリリースしています。

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64号紹介

合名会社弥生軒
歴史の中で愛され続ける
我孫子駅の名物そば店

変わらない味と食べ応えを
駅の日常と共に守り続ける


吉岡 98年前に創業とは、長い歴史ですね。
植崎 『弥生軒』は私の祖父の代に駅弁屋として始まりました。当時は本数の少ない電車を待つ人や、車内で食事を楽しむ人、景勝地である手賀沼へ向かう家族や釣り人、行商人など様々なお客さまに親しまれていたそうです。
吉岡 あの山下清さんが働いていたとか。
植崎 当時は戦時中で食べるものも少ない時代です。駅弁屋なら食べるものがあるだろうと、祖父に「働かせてほしい」と訪ねてきたそうです。半年ほど働いては放浪に出て、またふらりと戻ってくる。それを5年ほど繰り返しながら『弥生軒』で働いていたと聞いています。後に彼が当店の為に描いてくれた掛け紙を使った駅弁は、駅での販売終了後も百貨店で開催された駅弁イベントで復刻版が販売されるなど、今もなお話題になることがあります。
吉岡 現在は立ち食いそば店に。
植崎 60年ほど前に立ち食いそば店を始めました。なかでも、丼からはみ出るほど大きな唐揚げを乗せた『唐揚げそば』は当店の名物で、現在では1日1500食ほど提供しています。通勤前や、乗り換えの合間など、忙しい時でも手早くお腹いっぱいになってほしいという想いから始めたメニューですが、今では遠方からわざわざ足を運んでくださるお客さまも増えました。
吉岡 これからへの想いを聞かせてください。
植崎 創業当時から変わらないのは、「安くて美味しいものをお客さまに提供したい」という想いです。今はそれに加え、お客さまの期待を裏切りたくない気持ちが強くなりました。近年は原材料の価格高騰や仕入れの難しさもありますが、『弥生軒』らしい大ぶりな唐揚げは守り続けたい。コストを抑えるために胸肉に変える選択肢もありますが、旨味の強い腿肉にこだわっています。添加物を一切使用していないつゆや、そばの麺も我孫子駅前の工場で全て製造する自家製です。保存がきかないので毎日丁寧に作り続けています。これからも変わらぬ味と品質を守りながら、期待通りの『唐揚げそば』を届けていきたいですね。
吉岡 いつまでも変わらない我孫子駅の象徴でいてくださいね。

 

[ Point ]

『唐揚げそば』は立ち食いそばファンの間でも有名で、わざわざ目的地として訪れる人も多いそうです。いつも店内はお客様で大変賑わっており、長年地元の方に愛され続けている名店です。私も応援しています。

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合名会社弥生軒
代表社員 植崎 和基
千葉県我孫子市本町2-4-15
TEL.04-7182-1239

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