インタビューマガジン『B.S.TIMES』。国内外のビジネスリーダーや文化人を専属の芸能レポーターが訪問して取材。隔月出版にて、フリーペーパーとWEB、Kindleにてリリースしています。

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7号紹介

【櫻川流 江戸芸かっぽれ】
伝統芸能「かっぽれ」を指導 大衆芸の面白さを伝えたい

楽しく!楽しく!」がモットー

 五穀豊穣を祈る芸事として発祥した「かっぽれ」。伝統芸能は難しいイメージですが、「かっぽれ」は、いわば気軽に楽しめる大衆芸。楽しみながら踊るのが本来の姿。家元の入船師匠はお弟子さんにいつも伝えていることがあります。それは「皆さんに楽しんでもらうよう意識すること」。「たくさん褒めて、稽古を楽しんでもらう。踊り手の気持ちは見ている人にも伝わるものです。楽しく!楽しく!」観ていると思わず笑顔になり、手拍子のひとつも打ちたくなります。


片足を上げて一緒に踊ろう

 「かっぽれ」とは、伊勢音頭、深川、大津絵、奴さん、茄子と南瓜、ずぼらん、桃太郎の8曲を総称して呼び、常に片足を上げ踊る大衆芸。ちょっとした運動に最適。やってみると、踊りとしての奥の深さや、おかしみなどがあり、はたまた楽しさもある。そこで、入船師匠は現在かっぽれの弟子継承者の育成に力を入れている。「今は娯楽がたくさんある時代ですが、この踊りを覚えておくと大変に重宝がられます。」と自信満々。そして、更なる発展を目指して基本に忠実に品のある、粋でいなせな芸を指導していく。芸の道にまい進する入船師匠の背中がかっこいい。

 

[ Dragon Point ]

櫻川流は全国に4,000人以上の弟子を持つ。
入船師匠は各地の師匠に指導する立場。お座敷に上がる時は、日本でわずか4名だけという幇間(太鼓持ち)として、悠玄亭千代介の名で芸を行う。
平成28年10月26日に「かっぽれの祖」とされる雅号「豊年斎 梅坊主」を継承した。


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櫻川流 江戸芸かっぽれ
家元 櫻川 入船(千代助改め)
東京都台東区三ノ輪1-18-2
TEL/FAX. 03-3873-0900
http://kappore.jp/

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