【三代目 月見軒 六実(むつみ)店】
本格札幌ラーメンを千葉で、老舗の一杯で勝負する
札幌の地で本格修業果たしてそのお味は
山崎店長は18年前に上京した時、生計を立てるために、洋食屋などでアルバイトをしながら、いつか最高の店を開きたいと、経営を独学で研究していた。このたび、その情熱を見込まれ、札幌ラーメンの名店・三代目月見軒店に、のれん分けされることに。本家本元の味を守るため、一大決心で、北の地へ赴き、札幌で修業を積み重ねた山崎氏。そして、昨年末、ついに夢であった「三代目月見軒 六実店」を、開店させた。三代目月見軒といえば、なんといっても秘伝の味噌ダレが、最大の特徴。味を守るためには、材料や調理方法を知ることはもちろん、鍋にかける火の温度を調節をするなど、職人のセンスも身につけた。六実店のお味を藤波辰伱が試食。―「札幌本店の味を忠実に受け継いだ味噌ラーメンはさすがの懐かしいコクのある味噌味。醤油ラーメン、塩ラーメンもあなどれない。」と完食。山崎氏独自のアレンジを凝らしたオリジナルメニューもバラエティーを広げている。
店内はゆったり広く、座敷も備えており、家族連れでも訪れやすい。昨今のラーメンブームの影響で、一風変わったラーメンが多い中で、王道を提供。誰にでも受け入れられやすく、良い意味でのスタンダードを保っている。「まずは地元に根付いたお店にしたい」と山崎氏。クオリティーを最優先し、伝統の味を守り、丁寧に作ることを何より大切にする。老舗の味を求めて、全国からお客さまが試しにやってくるこの時期。挑戦は始まったばかりだ。
[ Column ]
味噌ラーメンには月見軒秘伝の自家製味噌ダレが使われている。ひき肉や何種類ものスパイス、チャーシューの煮汁などに味噌をブレンド。酸味とまろやかな味わいの隠し味には、果物や野菜など約30種類もの食材をミキサーにかけたペーストを練り込む。さらに1週間ちかく寝かしてコクとうまみを引き出している。
[ Dragon Point ]
もともとラーメンは大好きだが、取材と分かっていながらおいしくて、つい完食してしまった。王道の味噌ラーメンをいただきながら、北海道に遠征に行った時のことを思い出し、どこか懐かしささえ感じる昔ながらのラーメンだった。
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三代目 月見軒 六実(むつみ)店
店主 山崎 義孝
千葉県松戸市六実4-3-2
TEL. 047-375-8728
http://www.tsukimiken.com/
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