わかば動物病院
牛舎の傍にいきもの病院
獣医師の豊かな暮らし

宮城県のいきものすべてに
寄り添い生きる先生

藤波　牛舎に田畑、自然に囲まれたのどかな場所にありますね。こちらが新設された『わかば動物病院』ですね。
佐々木　はい。隣にあるのは当家の牛舎と田んぼです。私は、農家の長男として生まれ育ち、現在も畜産をしながら動物病院の獣医師として暮らしています。昨晩も牛の出産があり、早朝に羊水まみれで帰ってきたばかりです。
藤波　どのようなきっかけで獣医師に。
佐々木　叔父が獣医師で興味を持ち、中学生の頃には父の勧めもあって、この道を志しました。勉強が得意なタイプではなく、受験生活は大変でしたね。
藤波　診療は犬や猫が多いのですか。
佐々木　はい。ここは２０１８年にペット向け動物病院として開業しました。それまでは牛の獣医師として牛舎を周っていましたが、ペットに取り組んだことで、進歩した医療技術を家畜にも応用でき、幅が広がりました。全国にいる同期の力も借りて毎日勉強です。
藤波　獣医であり、農家でもあるとは、珍しいスタイルですね。
佐々木　自分らしいスタイルを目指しましたので、そう言っていただけると嬉しいです。地域の人と生き物に囲まれた自然な暮らしに寄り添い、共に生きる獣医師として、他にはないオンリーワンの存在であり続けたいです。
藤波　今後はどのような目標を。
佐々木　様々な患者さん、飼い主さんの需要に応えられるような病院が目標です。今後は、動物病院での診療だけでなく、カフェやトリミング、ドッグランなど︙医療にとらわれず幅を広げていければと思っています。
藤波　獣医師として、佐々木先生のような生き方も知ってほしいです。

　

［　Column　］

佐々木獣医師が心掛けていることは、飼い主の方がスッキリするまで話を聞くこと。ペットに関する心配がなくなるまで相談にのっていただけるので、みなさん笑顔になって病院をあとにする。動物に対しては、警戒されないように、信頼関係を築く。佐々木獣医師は個性的で人間味のあふれる先生として、地域のみなさんに愛されている。

［　Point　］

車で来ると牛舎が見えて、のどかな牛の鳴き声。思わず「道を間違えたのでは」と不安になりました。ここは、佐々木先生やスタッフの方々の自然体でやわらかな人柄が魅力。これからも目標に向かって頑張っていってほしいですね。

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わかば動物病院
獣医師 佐々木 和明
宮城県登米市迫町北方字三方島東287-4
TEL.0220-23-7088

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