【一般社団法人 日本声診断協会】
声は心を映す鏡 声診断から、将来を知る
考え方の癖やパーソナリティ
潜在意識が声になる
一般的なカウンセリングでは相手の話す内容や言葉を分析し、相手の状態を判断するのに対し、声そのものからその人の心の状態を分析するのが『音声心理学』。声の周波数から、思考と脳の使い方を解析し、自己認識を促すのが『声診断メソッド』だ。
実際に体験してみた。方法はイヤホンマイクを装着して雑談するだけ、というシンプルなもの。声の12音階を周波数としてビジュアル化することで、どの音を多く発信しているかが見える。この音階を多く発している人はこの能力が強い、といったパターンに当てはめ、その人の性格を診断。自分が持っている資質が分かると適材適所、課題、長所・短所が見えてくる。仕事や対人関係での力の入れどころ、抜きどころが明確になるのだ。雑談中も感情の起伏や、話しているエピソードによって、声の波形が異なるのがみてとれた。訓練によって自分で自分の思考の癖をコントロールできるようになるため、能力開発としても使われているそうだ。
現在、声診断は病院や学校などでのメンタルケアや、就職活動における適職診断など、さまざまな場面で活用がはじまっている。さらなる普及と自治体や企業などでの導入を目指し、大学研究機関でのエビデンス収集が進められている。
最後に、嫌なことを思い出しながらの発声と、好きな事を考えて心地よい気分での発声を比較し、どういう時にストレスを感じるのか、そしてストレスに対してどう対処するのが自分にとって効果的なのかを解析していただいた。深層心理まであらわになるので、正直、驚きを隠せない。
欠点や運気を当てるものではなく、自分が持っている才能、本質を発見できるので、自信にもつながり、がんばる意欲が沸きがる。声を張ったり、声色を変えたりすることはできるが、声の本質を変えることはできない。ごまかしのきかない声診断は、今後も多くの人々の希望となることだろう。現在はほとんど宣伝を行わず、認定講師も関東在住者が中心だそう。学びたい人には個人講座を開講し、解析の仕方を習得してもらう。すでにウンセリングなどをされている人にも一つのツールとして導入できそうだ。
[ 鉄人 Point ]
『心身一如』とはよく言ったもの。心の安定が身体の好調に直結するというのは、ガンを患った闘病の経験から、身を持って感じていたことだ。心をケアすれば、身体が付いてくる。声診断は勇気とパワーをもらえるもの。普及することで、多くの人の助けになればいい。
[ Column ]
写真は『フルサウンドヴォイス』といわれる声の波形。自分の内面が最高の状態である時に発せられる。聴く人の本質を目覚めさせる、すべての周波数を持っていて、その人に必要な癒しを与えることができる。この状態のヴォイスは、トレーニングすることで発することができるようになるという。中島さんは、今後、このトレーニングに力を入れて活動していく。
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一般社団法人 日本声診断協会
代表理事 中島 由美子
神奈川県茅ケ崎市十間坂3-20-4-201
TEL. 090-7219-4155
http://www.koeshindan.jp/
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