【種の学校プロジェクト/ 道後高原ファーム】
未来のために健康な日本の種を植えよう
自然栽培で日本の食を復活
藤波 日本の種を守る活動ということですが。
谷田 日本の農家には、農作業の手間を減らすためと、化学物質を含んだ海外の肥料に耐えるために、遺伝子組み換え種やF1種という特殊な種が出回っています。
藤波 肥料が身体に良くないのですか。
谷田 はい。こういった情報は農家にもほとんど知られていません。私たちは啓蒙の意味も含めて、在来種を取り戻す活動をしています。
藤波 しかし、肥料をやめるとやせ細ってしまうのでは。
谷田 これは、「乾田苗代」と呼ばれる自然栽培で育てたお米です。ボランティアと共に、苗ではなく種から育てました。植物は、水や肥料なしでも、自分の持つ力でたくましく成長します。根は長く伸び、葉や実は虫を寄せ付けません。
藤波 お米というのは、本来はこんなに豊かな味なんだ。
谷田 おいしいでしょ。この『種の学校』に協賛してくれる仲間を求めています。
藤波 自分の田の一部で取り組んでみる、という小さなところからやってみたいです。
[ Dragon Point ]
種の学校が育てる農作物は、有識者や著名なシェフからも高い関心が寄せられている。
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種の学校プロジェクト/ 道後高原ファーム
理事 谷田 憲也
愛媛県伊予市市場429
TEL. 089-908-4888
http://seed-school.com/
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