【療育施設運営グループ・エコルド】
すべての子供を豊かにする
テクノロジー療育の現場
子供たちにいい未来を
ご両親に安心と希望を
藤波 どういった施設なのですか。
北村 発語や運動、姿勢など、発達に課題のある2歳から高校生を預かる『療育施設』です。現在50名の子供たちが通っています。
藤波 民間運営の福祉事業ですか。
北村 私達は、経営者と福祉現場を繋ぐ立場で、施設を運営しています。法改正により、多くの民間事業者がこの分野に参入しましたが、現場とうまく意思疎通が図れず、そのしわ寄せが子供たちにいくケースが多発しています。福祉事業は利益だけを追究するものではない。そこで投資家や経営者と現場をつなぐ役割を担いました。
藤波 子供たちはどういった訓練を。
北村 まずはコミュニケーションです。子供たち同士の意思疎通に大人が介入して、自分の意思を伝えることができるように助けます。小学校に上がった時に、最低限『YES』『NO』『HELP』は表現できるようにします。
藤波 ペッパーがいますね。
北村 ロボットやITを生活の中に取り入れる療育に力を入れています。テクノロジーはスキル不足を補う可能性があります。私達は障がいがあるとできない≠ニ考えがちですが、そう決めているのは大人であって、彼らはITに興味を持って向き合います。
藤波 ご両親の救いにもなりますね。
北村 ご両親には、子供の障がいを受け入れられず、自責したり、母親と父親が喧嘩になることも。放置すると、子供は責任を感じ、引きこもります。
藤波 将来の構想は。
北村 全国で質の高い療育施設を待ち望んでいる子供たちがたくさんいます。施設を増やし、1人でも多く受け入れたいです。
藤波 応援しています。
[ Dragon Point ]
最新テクノロジーを活用した療育支援や療育サービスを提供する同社。最近は高齢者に向けたITサービスに目が向きがちだが、こういった活動もあるのだ。多くの人に知ってほしいと思った。
[ Column ]もともと殺人などの凶悪犯罪を追う刑事だった北村さん。当時は昼夜問わず、忙しく働き続けてきた。ある時、北村さんのお子さんが障害をもって生まれた。北村さんは刑事を退職し、子供の療育施設通いに、毎日付き添うことに。そんな時、療育の分野に課題が多いことを知り、事業を興すきっかけとなった。現在は、自らの経験をもとに、新しい技術も積極的に導入しながら、現場に立つ。
療育施設運営グループ・エコルド
代表取締役社長 北村 耕太郎
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