インタビューマガジン『B.S.TIMES』。国内外のビジネスリーダーや文化人を専属の芸能レポーターが訪問して取材。隔月出版にて、フリーペーパーとWEB、Kindleにてリリースしています。

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22号紹介

株式会社はく刻
リーズナブルな食肉加工
食品ロスをゼロにしよう

安い理由は皆が
困っているからです


 食品ロスが深刻な日本の社会問題として騒がれる中、ビジネスとしてロスゼロに取り組む企業がある。はく刻のインターネット販売サイトでは『切り落としチャーシュー(1・2s)』が1、200円、冷凍国産豚ミンチ(2s)1、100円などの激安商品が並ぶ。ワンクリックで、驚くほどリーズナブルな肉が手に入る。
 「価格が安いと、よく『品質が悪い』であったり、『中国産である』と短絡的にイメージする方が多いのですが、ほとんど中国産は入ってきません。中国産は本来、消費が確約されているからこそ安くて大きいロットで入ってくるものです。当社の扱う商品は、予想が外れて売れなかった肉で、倉庫に置くとより経費がかかるため、破棄した方が安いとされるもったいない食材≠竅A大型機械の加工の過程で生まれる端の肉≠ネどです。賞味期限が6カ月を切って流通にのせることができなくなった食品も入ってきますが、十分においしく食べることができます」
 大地家社長の以前の職業はシェフ。メーカーで加工品の製造開発に関わってきた。「チャーシューや唐揚げなど、調理や味つけには、自信があります。仕入れの目利きより、あるものをどうおいしくするかに全力を注いでいます。いい食材が、流通の都合や、規格外で破棄されることは業界全体の問題だと思います。」
 小さな工場には、ひしめくように加工機械が並ぶ。10名のスタッフが都度寄せられる困った食材に対応する。このサイズ感だからこそ、小回りが利くのだという。加工品は小売店や飲食店に販売し、直接ネットでも購入することができる。
 賞味期限にナーバスである一方で、食品をロスには厳しい目を向ける日本人。そんな社会問題に、おいしさという武器で向き合う大地家社長の新ビジネスは、まさに三方よしである。

 

[ Dragon Point ]
「どんなものでもおいしくします」というシェフの笑顔。同じ食品を扱うものとして、また消費者としても、非常に考えさせられた。

[ Column ]
ある日、ブロック肉で売れない肉をなんとかしてほしいと依頼がやってくる。同社はカットしてスーパーで販売する。カット肉が余った時は、引きとって牛丼に加工して販売する。工場にとっても、小売店にとってまさに救世主のような存在である。もちろん、そんな事情だからこそ、安く消費者に届く。はく刻の商品を買って、私たちも意識を高く持とう。

株式会社はく刻
代表取締役 大地家 弘和


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東京都板橋区前野町5-22-3
TEL.03-3960-0260
FAX.03-5918-6214
https://www.onikuyasan.jp

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