インタビューマガジン『B.S.TIMES』。国内外のビジネスリーダーや文化人を専属の芸能レポーターが訪問して取材。隔月出版にて、フリーペーパーとWEB、Kindleにてリリースしています。

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38号紹介

アーカス・ジャパン株式会社(Arcuss Japan Inc.)
ホームレスから外資大手抜擢!
CRMで日本の幕開けを作る

CRMとは女将さん業
マーケの最高峰です


小林 昨年に創業されたとのことですが。
松原 当社は『CRM(顧客関係管理)』を事業に2012年、今と社名の異なる企業として創業。その後、別会社に合流後、2020年に子会社化して分社し、2021年に単独資本となりました。そのため創業は2021年ですが、歴史と実績を持つ企業です。
小林 『CRM』は今、ビジネスでは注目度の高い分野と伺いました。
松原 『CRM(顧客関係管理)』とは、お客様の情報を収集して理解し、販売につなげるもので、現在では、マーケティングの最高峰に位置するものとみなされます。
小林 なぜ、今必要とされているのですか。
松原 『CRM』は、コロナ禍で最も必要とされた手法だからです。その基本はどれだけファンをつくるか、に尽きるのですが、2020〜21年、飲食や宿泊業の明暗を分けたのが、まさにその店のファンづくりでした。ちなみに、CRMで成功した有名な事例は、『コカ・コーラ・カンパニー』『ネスレ』『スノーピーク』などで、ブランディングに貢献しました。
小林 具体的にはどういったイメージですか。
松原 旅館の女将さんや八百屋の大将とそこで使っていた大福帳をシステム化したものと言えば分かりやすいでしょうか。経験則の蓄積で、おもてなしを導びくもの。つまり、日本のサービス業との親和性が高いです。女将さん一人には限界があるので、ITを使ってチェーン店にノウハウが届くようにしましょう、という仕組みです。
小林 女将さんのおもてなし!なるほど。

ラジオで語る波乱の人生
住所なしから世界企業へ



小林 現在はクマ社長のニックネームでラジオのパーソナリティーもなさっていると。
松原 『クマ社長よりBUZZをこめて』という番組です。YouTubeでも過去のトークをお聞きいただけます。私の思いつきや、過去の人生なんかを好きに喋っています。
小林 クマ社長は、ホームレスを経験したことがあると伺ったのですが、本当ですか。
松原 そうなんです。実は18歳で借金をかたに自宅がなくなり、住所もなくなりました。当時は、日雇いの仕事をして日当4,200円。うち1,000円は交通費、カプセルホテルが2,500円。残ったお金で牛丼を食べて、サラダをつけたら最高の贅沢、といった日々を送っていました。
小林 現在の姿からは想像できません。アメリカに渡って米国企業の日本法人設立を経て、マイクロソフトで大きな実績をあげられるなど、異色のご経歴ですが。
松原 ホームレスをやっていた時、這い上がるために考えるのはいつもお金のこと。実は、IT業界を選んだのは金の匂いがしたからです。当時、本気で「年収1,000万円を目指そう」と思って頑張っていましたから。
小林 最初は、小さなシステム開発企業のエンジニアとして就職したのですよね。
松原 ええ、孫請けのような業務でした。でも、そこで歯を食いしばってやることが大事だと思い、猛勉強。ヘッドハンティングされた時は英語もさっぱりでしたが、給料が上がるというので挑戦しました。
小林 CRMの実績はマイクロソフト(MS)での時代に築かれたのですか。
松原 当時、MSはこの領域で遅れをとっていたのですが、私は営業ツールとしてのCRMではなく、学校や非営利法人、病院などの組織でこそCRMを活用するという発想を提案しました。業務のプロセスからコミュニケーションまであらゆるものをデータ化し、新たな使い方を提案。それがCRM領域の新しいスタンダードとなりました。
小林 私、スゴイ方と話しているのですね。


CRMの可能性は無限
地方創生や産業力にも効果


小林 現在のCRMはどのように。
松原 今、当社ではAI搭載型のCRM『EMOROCO™』を推進しています。AIにより顧客理解をより深められるもので、CRM第二世代の考え方です。かつてCRMは情報を入れたものしか利用できませんでしたが、人工知能を使えばAIが学習をかけて、共通項を導き、具体的に店員が顧客に提案するまでのことができるのです。CRMとAIを掛け合わせるのではなく、CRMの中に入れ込むという点が革新的です。
小林 CRMで世界はどう変化しますか。
松原 当社は「CRMを通して世界の中の日本を価値向上させる。笑顔を広がる世界を作る」を社是としています。CRMにはそれだけの力があると信じているのです。日本は、地方に機能移転しつつ、CRMで情報統合することで、地域創成に成功します。
小林 笑顔広がる世界はどのように。
松原 うちも儲かったら社会貢献に使って、世界を良くしたいですね。あと小さな組織にもCRMを入れることで、産業界を発展させたい。今後、自社でCRMをフル活用したスーパーや飲食店を経営してITの利便性を証明するモデルケースを作る構想があります。IT業界は永続性を大切にするのですが、経済の発展も永続的に発展するベースのカタチを作るのが大切。CRMはそれを可能にします。
小林 おおー。スケールが大きくて、言葉が出てきません。将来が楽しみです。

 

[ Column ]

ホームレスから背水の陣でプログラマーとして就職した松原社長。守るものがないからギリギリ責められると、猛勉強した苦労人でもある。この業界は日進月歩ならぬ分進秒歩だそうで、今日の最新が明日になれば古くなっていることも。この後に何が控えているのかを睨みながら新たな製品を用意しなくてはならないため、松原社長は常に勉強の日々を送っている。

[ Maya Point ]

この可愛いクマ、これがアーカス・ジャパンのキャラクターです!もう、この太い眉毛が好きすぎて、このごろんとした感じがたまりません。ちなみに松原社長のニックネームは、クマ社長。波乱の人生を生き抜くIT業界の風雲児が、こんなかわいいキャラと一体化するなんて。もぅ、色々と憎いです(笑)!

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アーカス・ジャパン株式会社(Arcuss Japan Inc.)
代表取締役社長 松原 晋啓
【大阪本社】 大阪府大阪市淀川区西中島5-9-6
新大阪サンアールビル本館3F
【東京オフィス】 東京都中野区東中野5-11-8
メゾン小滝台B1F TOKYO NEST
【広島オフィス】 広島県広島市南区西蟹屋3-6-18
ウエストカーニア201
TEL.06-6195-7501
https://www.arcuss-japan.com

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