森田農園
天草の恵みとレタス農家
減農薬で元気を全国へ
顧客から直接声を聞き
学びながら挑戦したい
熊本県天草郡のあたたかな潮風の恵みを受けて育ったレタス『潮風レタス』。このレタスを祖父の代から受け継いで育てるのが森田代表だ。森田農園の畑は12ヘクタール、東京ドーム約3つ分ある。この道21年。農薬を減らした栽培に挑む。
「潮風を受けることで甘みが増し、おいしく育ちます。たい肥を入れて土を元気にして野菜を育てると、農薬を減らしても病気になりません」と語る。
この味が評価され大手販売店と直接卸し契約を締結。シーズンには東北や北関東に向けて即日出荷する。「うちは採れたてをすぐ出荷しますのでフレッシュです。卸し先からも出荷を増やせないかと相談を受けています」。
高齢化が進む天草では、40代の森田代表はまだ若手農家。新しい農業の担い手としての期待も高く、自身も新しい取り組みに積極的だ。
「製品加工場も持っていますので、マルシェにも積極的に出店しています。やはり、消費者の声を直接、聞くことが私にとって一番の勉強で、ECショップも立ち上げました。レストランなど直接お声が聞ける店舗や個人に向けての販売に力を入れたいです」と夢を語った。
[ Point ]
森田農園では米と玉ねぎも栽培しているが、主力栽培はレタスで、9〜10月はレタスの種まきに専念する。他の地域と同じく人手不足の問題を抱えているが、短期住み込みによる労働力を迎え入れ、今年からワーキングホリデーの海外労働者を歓迎するなど新しい就農方法を模索する。
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森田農園
代表 森田 俊幸
熊本県天草郡苓北町富岡3332-1
TEL.070-2374-2682
https://moritanouen.net
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